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長江流域に洪水発生の可能性、長雨で記録的水位
2016.04.25 10:10
長江流域で洪水発生の可能性が高まっている。中下流域の水位は、大洪水が起きた1998年の同じ時期を超過。湖北省武漢市の漢口では、4月の過去最高水位を更新したという。
長江水利委員会水文局によると、長江流域では4月上旬の降水量が、例年の同じ時期に比べて7割近く増加。うち上流では3割、中下流では8割も上回った。4月中旬も流域全体で7割の増加を記録。うち上流では8割、下流では6割も多かった。
こうした豪雨や長雨を背景に、長江流域の流量も増大。4月に入ってから湖北省の宜昌市では例年の同じ時期に比べ7~8割も増加。武漢市の漢口でも4~6割も多かった。中下流域では全体的に、大洪水が起きた1998年の同じ時期よりも多いという。
漢口の水位は4月23日11時(日本時間)に22.28メートルに達し、4月の最高記録である1981年の22.26メートルを突破。漢口の水位は今後数日も上昇が続く見込み。
こうした状況を受け、長江の洪水や干ばつの対策を指揮する「長江防ジン抗旱総指揮部」は22日に今年最初の全体会議を開いた。それによると、22日9時時点で三峡ダムの貯水容量は約123億立方メートル残っている。このほか上流には10基あまりのダムがあり、合計の貯水容量は約24億立方メートル残っているという。
だが、今後1~3日に長江と接続する洞庭湖などは豪雨を迎える見通し。今後も水位の上昇が見込まれる。
1998年に起きた長江の大洪水では、2億2300万人が被災し、3004人が死亡。直接的な経済損失は1660億元に達した。
【出所】新華網(2016/04/24)
「明報」(2016/04/25)
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