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【4月22日の中国本土市場】
2016.04.22 17:50
主要指数は小幅に上昇した。上海市場は上海総合指数が前日比0.21%高の2959.24ポイント、A株指数が0.21%高の3096.84ポイント、B株指数が0.33%高の368.64ポイントと、いずれも反発。深セン市場でもA株指数が1.03%高の1953.23ポイントと反発し、B株指数は0.79%高の1128.88ポイントと続伸した。両市場の売買代金は速報値で前日比で2割以上も減少。概算で4223億元にとどまり、今月一番の薄商いだった。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の買越額は2億8400万元に縮小した。
国際原油相場の下落や弱い米国の経済指標、欧州中央銀行(ECB)の追加緩和の見送りなどを受け、外部環境が悪化。これらが個人投資家の心理を冷やし、週末の上海総合指数は軟調な値動きが続いた。また、商品先物市場の過熱気味の取引量を受け、商品取引所が実質的な引き締め策を昨夜に明らかにしており、これが資源・素材セクターの売り要因になった。もっとも、上海総合指数はすでに3000ポイントの大台を割り込んでおり、押し目で拾う動きもみられ、指数の下げ幅は限定的。月末から始まるメーデー連休を控えて消費・レジャー関連株に買いが入ると、指数は大引けにかけて上げに転じ、小幅高で今週の取引を終えた。
白酒大手の茅台酒(600519.SS)が2.92%と堅調で、指数の上昇に貢献。前日発表の1-3月期決算も好感された。老白干酒業(600559.SS)が3.36%高、光明乳業(600597.SS)が2.07%高、今世縁酒業(603369.SS)が1.73%高、安徽口子酒業(603589.SS)が1.31%高など、食品セクターが総じて買われた。観光株の黄山旅行開発'A'(600054.SS)が7.40%高。大手旅行会社の中青旅(600138.SS)は減益の15年12月本決算を明らかにしたが、すでに織り込み済みであり、1.26%高で引けた。また、家電、電力設備、医薬・医療などのセクターも堅調。両市場全体では7割弱の銘柄が上昇した。
一方で金属、石炭、ゴム、建材など、資源・素材関連の銘柄に下げが目立った。商品取引所による先物市場への引き締めが利益確定の手がかりになり、海南天然ゴム(601118.SS)が8.94%安、赤峰黄金(600988.SS)が6.61%安、雲南馳宏(600497.SS)が6.22%安、廈門タングステン(600549.SS)が5.12%安、海南砿業(601969.SS)が5.07%安。航空大手の中国東方航空'A'(600115.SS)は中国のオンライン旅行大手との包括提携を明らかにしたが、材料出尽くしの利益確定から5.28%安に沈んだ。
B株市場も値上がりの方が多かった。上海B株では観光株の黄山旅行開発(900942.SS)がA株に連れ高し、上昇率1位の3.78%高。深センB株では家電セクターが堅調で、無錫小天鵝(200418.SZ)が4.90%高で上昇率1位になった。(中国部・畦田)
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