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【4月21日の香港市場】
2016.04.21 17:58
主要指数はいずれも反発。ハンセン指数は前日比1.81％高の2万1622.25ポイント、H株指数は1.24％高の9248.40ポイント、レッドチップ指数は1.90％高の3899.27ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べわずかに減少し、概算で730億2900万HKドル。「港股通」（上海経由の香港株投資）は本日も売り越しとなり、売越額は1億5900万元だった。
前日のニューヨーク市場は、原油高などを好感し、ダウ平均が3日続伸。9カ月ぶりの高値を付けた。良好な外部環境を背景に、香港の主要指数は高く寄り付き、前場にかけて上げ幅を拡大。後場も概ね高値付近で推移した。売買代金は微減にとどまり、高い水準を維持している。
ハンセン指数の構成銘柄では、原油相場の上昇を好感し、石油株が上昇率の上位に並んだ。中国海洋石油（00883.HK）が上昇率1位の5.49％高だったほか、中国石油化工（00386.HK）が3.97％高、中国石油天然気（00857.HK）が3.73％高となり、同3～4位だった。ニューヨーク市場でゴールドマン・サックスが大幅高となり、HSBC（00005.HK）が連れ高し、同2位の4.44％高。中国移動（00941.HK）は16年1－3月期の業績をめぐりポジティブな評価が相次ぎ、同5位の3.60％高だった。
昨日は軟調だった内需株が反発し、蒙牛乳業（02319.HK）が3.14％高、中国旺旺（00151.HK）が3.12％高。また、AIA（01299.HK）は2.91％高。15年12月－16年2月期の新契約価値の発表を明日に控え、高い伸びを期待する見方が強まっている。「深港通」（深セン香港ストック・コネクト）が今年7月1日にスタートするという噂が流れ、香港交易所（00388.HK）が2.55％高だった。
こうしたなかマカオのカジノ株がそろって売られ、サンズチャイナ（01928.HK）が下落率1位の4.90％安。親会社が明らかにした16年1－3月期の業績が大方の予想を下回ったことが売り材料となった。同業の銀河娯楽（00027.HK）は連れ安し、同2位の2.58％安だった。（中国部・千原）
【出所】香港証取サイト上の公告(2016/04/21)
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