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【4月19日の中国本土市場】
2016.04.19 17:08
主要指数は小動き。上海市場はいずれも3日ぶりに小反発し、上海総合指数が前日比0.30%高の3042.82ポイント、A株指数が0.30%高の3184.38ポイント、B株指数が0.06%高の377.25ポイント。深セン市場はまちまち。A株指数は3日ぶりに小反発し、0.29%高の2048.38ポイント。B株指数は続落し、0.28%安の1136.38ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約9%減少し、概算で5059億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は買い越しに転じ、買越額は5億4300万元だった。
上海市場は方向感を欠く展開。上海総合指数は高く寄り付いたものの、前場の中盤で下げに転じ、その後は前日終値を挟んで一進一退。終盤で押し目買いが入り、小幅高で引けた。上海市場は全体の5割半の銘柄が上昇。深セン市場の上昇銘柄は全体の5割だった。海外の株式市場や商品相場が不安定なうえ、15年12月本決算の発表シーズンを迎え、様子見ムードが強かった。両市場合計の売買代金は前日比での減少が続いている。
上海A株市場では格力地産(600185.SS)がストップ高。15年12月本決算が大幅な増収増益だったうえ、株式分割(無償交付)を計画していることが材料視された。非鉄金属株が堅調で、廈門タングステン(600549.SS)が8.63%高、広晟有色金属【売付のみ】(600259.SS)が6.14%高。中国東方航空'A'(600115.SS)は筆頭株主が保有株のロックアップ(売却禁止)期間を延長したことが材料視され、2.73%高だった。広州汽車'A'(601238.SS)は16年1-3月期決算が大幅増益となる見通しを好感し、1.78%高だった。主力セクターでは二大石油株や証券株が堅調。銀行株や保険株はまちまち。石炭株は軟調な銘柄が多かった。
上海B株市場は全体の5割半の銘柄が上昇。深センB株市場は全体の6割の銘柄が下落した。15年12月本決算を発表した銘柄では、減収減益だった無錫威孚高科技(200581.SZ)が下落率1位の2.62%安。また、昨日の下落率1位だった長安汽車(200625.SZ)は増収増益だったものの、0.82%安と続落した。(中国部・千原)
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