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鋭康薬業、中国華仁医療が公開買付の対価を引き上げ
2016.04.07 10:46
鋭康薬業（08037.HK）は6日、同社株へのボランタリー・オファー（公開買付）について、筆頭株主の中国華仁医療（00648.HK）が提示価格を引き上げたと発表した。当初は鋭康薬業の株式2株と交換する中国華仁医療の新株を5株としていたが、これを7株に引き上げる。両社の2015年12月本決算の業績に基づき、調整したと説明している。中国華仁医療は鋭康薬業への支配力を強めることで、シナジー効果の発揮などを目指すとしている。
中国華仁医療の2016年2月5日の終値は0.096HKドル。このため、新株7株の理論価値は0.672HKドルとなり、これを併合前の交換比率である2で除して求められる鋭康薬業の1株あたり対価は0.336HKドルとなる。この0.336HKドルは鋭康薬業の同日の終値0.2HKドル（株式併合による調整済み）を68％上回る水準。中国華仁医療は公告日時点で鋭康薬業の株式19.62％を保有しており、過半数以上の株式を掌握することなどが、公開買付の発効条件となっている。
なお、中国華仁医療は鋭康薬業の上場を維持するという。
今回の情報開示のため、鋭康薬業と中国華仁医療の株式は2016年4月6日に売買停止となったが、2016年4月7日に取引を再開した。
（同件につきましては、2016年2月18日付「中国華仁医療が公開買付を提案」をご参照ください）
【出所】香港証取サイト上の公告(2016/04/06)
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