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【4月6日の香港市場】
2016.04.06 17:47
主要指数はまちまち。ハンセン指数は4日ぶりに小反発し、前日比0.14％高の2万206.67ポイント。H株指数は小幅に3日続落し、0.11％安の8668.63ポイント。レッドチップ指数は3日ぶりに反発し、0.22％高の3658.25ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約18％減少し、概算で582億9300万HKドル。「港股通」（上海経由の香港株投資）は8億元の買い越しだった。
前日のニューヨーク市場は、世界的な株安を背景にリスク回避の動きが強まり、ダウ平均が続落した。外部環境が悪化するなか、香港市場は手控えムードが広がり、主要指数が前日終値付近での小動きに終始した。本土系の金融株が軟調となり、H株指数は小幅安だったが、そのほかの株価指数は小幅高で引けた。メインボードの売買代金は、約3週間ぶりに600億HKドルを下回った。
ハンセン指数の構成銘柄では、中国旺旺（00151.HK）が2.91％高となり、2日連続で上昇率1位。また、米国が景気回復の減速を背景に、追加利上げに慎重になるとの観測が台頭。これを受けて香港ドル金利も低水準にとどまる見方が浮上し、主力の香港地場系銘柄が堅調だった。九龍倉集団（00004.HK）が上昇率2位の2.16％高だったほか、中電控股（00002.HK）が1.59％高、東亜銀行（00023.HK）が1.59％高。マカオのカジノ株は反発し、サンズチャイナ（01928.HK）が1.54％高、銀河娯楽（00027.HK）が1.48％高だった。
一方、主力の本土系金融株が軟調。銀行株では中国銀行（03988.HK）が0.96％安、交通銀行（03328.HK）が0.61％安、中国工商銀行（01398.HK）が0.48％安。保険株はいずれも軟調で、平安保険（02318.HK）が0.56％安、中国人寿保険（02628.HK）が0.54％安だった。HSBC（00005.HK）はアナリストが目標株価を引き下げたことを嫌気し、下落率1位の1.71％安。時価総額が大きいことから、ハンセン指数の大きな重荷となった。（中国部・千原）
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