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【3月28日の中国本土市場】
2016.03.28 17:16
主要指数はまちまち。上海市場はいずれも反落し、上海総合指数が前営業日比0.72%安の2957.82ポイント、A株指数が0.72%安の3095.22ポイント、B株指数が0.06%安の372.13ポイント。深セン市場はA株指数が反落し、0.56%安の1960.64ポイント。B株指数は小幅に続伸し、0.35%高の1135.77ポイントだった。両市場の売買代金は先週末に比べ約13%増加し、概算で6261億元。香港がイースター(復活祭)連休中であることから、「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は本日も停止。明日から再開する予定。
上海総合指数は小幅高で寄り付き、前場は概ね3000ポイントを挟んでの小動きとなった。引き続き3000ポイントが上値抵抗線となっているもようだ。後場に入ると戻り売りが優勢となり、後場の中盤でマイナス圏に沈み、下げ幅を拡大した。上海市場は全体の6割あまりの銘柄が下落した。深セン市場の下落銘柄は全体の5割半だった。上海総合指数は今月21日に終値で3000ポイントを回復して以降、大台付近で一進一退という展開が続いている。
上海A株市場では、主力の銀行株、石油株、保険株、証券株などが軟調。15年12月本決算を発表した銘柄では、株式分割(無償交付)を発表した上海建工(600170.SS)がストップ高。先週末に株式分割(無償交付)を発表した大連港'A'(601880.SS)は2営業日連続のストップ高だった。セクター別では、白酒(パイチュウ)やスポーツの関連銘柄で、上昇が目立った。
上海B株市場は全体の5割半の銘柄が下落した。こうしたなか本日から始まった上海ディズニーランドのチケット販売が、わずか数分で売り切れとなったことが報道され、観光株の一角が堅調。上海錦江国際トラベル(900929.SS)が上昇率2位の2.27%高だったほか、黄山旅行開発(900942.SS)が同4位の1.86%高だった。
深センB株市場は上昇銘柄と下落銘柄が同数だったが、大型株の一角が堅調だったことで、深センB株指数は小幅高となった。酒造株がそろって上昇し、白酒大手の安徽古井貢酒(200596.SZ)が上昇率1位の3.63%高だったほか、ワイン大手の張裕葡萄酒(200869.SZ)が同4位の1.70%高だった。(中国部・千原)
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