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【3月24日の香港市場】
2016.03.24 18:45
主要指数はいずれも続落し、ハンセン指数は前日比1.30%安の2万345.61ポイント、H株指数は1.94%安の8701.13ポイント。レッドチップ指数は4日続落し、1.02%安の3679.73ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約2%減少し、概算で626億3000万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は4億9100万元の買い越しだった。
ベルギーでの連続爆破テロ、不安定な朝鮮半島情勢など、地政学的リスクが引き続き意識され、前日のニューヨーク市場ではダウ平均が続落。米セントルイス連銀総裁が4月の利上げの可能性に言及したことで、米ドル高が進み、原油が下落した。これにより外部環境が悪化したほか、人民元安も進むと、本日の香港市場は利益確定売りに押された。また、イースター(復活祭)連休の開始を明日に控えて商いは伸び悩み、換金売りやリスク回避の売りが目立った。主要指数は大引けまでマイナス圏で低迷。人民元の下落や上海株安が追い打ちをかけ、H株指数は特に下げ幅を広げた。
石油大手の中国石油天然気(00857.HK)が4.28%安に沈み、ハンセン指数構成銘柄の下落率1位。原油相場の下落に加え、本決算が大幅な減収減益となったことが嫌気された。中国石油化工(00386.HK)が2.64%安、中国海洋石油(00883.HK)が2.29%安と、ほかの石油大手も連れ安。また、港湾株の秦皇島港(03369.HK)が14.77%安と急落した。同社が明らかにした本決算は業務量の減少で大幅減益に後退したほか、減配も売り材料になった。ほかの港湾株にも売りが波及し、招商局国際(00144.HK)が3.67%安、天津港発展(03382.HK)が3.47%安、廈門国際港務(03378.HK)が1.89%安。
さらに業績不振を背景に製造セクター全般が調整した。家電グループ「TCL集団」の傘下にあるTCL通訊(02618.HK)とTCL多媒体(01070.HK)はいずれも減益決算となり、それぞれ5.47%安、1.92%安。赤字が膨らんだ鉄鋼メーカーの首長国際(00697.HK)は3.93%安に沈んだ。
一方で、盛京銀行(02066.HK)が5.41%高、錦州銀行(00416.HK)が2.50%高、哈爾濱銀行(06138.HK)が1.40%高、徽商銀行(03698.HK)が0.56%高と、地方銀行が堅調。電力大手の中国電力国際発展(02380.HK)は大幅増益と増配の本決算を手がかりに、1.40%高で引けた。(中国部・畦田)
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