中国株ニュース 詳細
【3月22日の香港市場】
2016.03.22 18:04
主要指数はそろって小幅安。ハンセン指数は前日比0.08%安の2万666.75ポイント、H株指数は0.31%安の8900.19ポイントと、いずれも4日ぶりに小反落。レッドチップ指数は小幅に続落し、0.03%安の3729.23ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約18%減少し、概算で653億5900万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は3億3200万元の買い越しだった。
前日のニューヨーク市場は、原油相場の上昇や金融緩和の継続観測を背景に、ダウ平均が7日続伸。引き続き良好な外部環境を追い風に、香港の主要指数は小高く寄り付いた。こうしたなか昨日まで7日続伸していた上海総合指数が朝方から軟調に推移。これを嫌気し、香港市場でも中国本土系の大型株に売りが広がった。こうした銘柄で構成されるH株指数が、朝方から前日終値を挟んで一進一退となり、前場の中盤を過ぎてからは、マイナス圏で推移。ハンセン指数も本土系の大型株が重荷となり、前場の中盤で下げに転じた。一方、レッドチップ指数は後場の中盤や取引終了間際に上げに転じる場面もあるなど、底堅かった。イースター(復活祭)連休を控え、売買代金は4営業日ぶりに700億HKドルを下回った。
ハンセン指数の構成銘柄では、華潤電力控股(00836.HK)が下落率1位の6.67%安。15年12月本決算が1ケタ台の増収増益にとどまり、アナリストが目標株価を引き下げたことが嫌気された。下落率2位は恒基地産(00012.HK)の4.12%安。香港屈指の富豪として知られる筆頭株主の李兆基・主席が、長江グループのような再編や非公開化(上場廃止)を実施しない考えを示し、これが失望売りにつながった。
下落率3位は康師傅(00322.HK)の3.16%安。前場の終了後に発表した15年12月本決算が、35.99%減益だったうえ、減配となったことが売り材料となり、後場で下げ幅を広げた。同じく前引け後に15年12月本決算を発表した恒安国際(01044.HK)だが、後場で下げに転じ、1.72%安で引けた。人民元安の影響などで増益率が3.45%に縮小したことが嫌気された。
一方、原油相場の上昇を好感し、主力のエネルギー株が堅調、崑崙能源(00135.HK)が上昇率1位の5.60%高だったほか、中国海洋石油(00883.HK)が0.78%高。先ごろ決算発表を済ませた長江グループの企業がそろって堅調で、長江地産(01113.HK)が4.42%高、長江和記(00001.HK)が2.40%高となり、上昇率2~3位に並んだほか、長江基建集団(01038.HK)が0.93%高だった。テンセント(00700.HK)は15年12月本決算に基づき高格付けと安定的なアウトルックが維持されたことを手がかりに0.88%高だった。(中国部・千原)
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門