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華栄能源、債務の株式化計画の詳細
2016.03.08 10:31
華栄能源(01101.HK)は8日、同社債務の株式化計画の詳細を明らかにした。株式化に先立って、同社株5株を1株(額面0.5HKドル)とする株式併合と、売買単位の2000株への変更を実施。その後、債権者である銀行やサプライヤーに対し、1株あたり1.20HKドルで最大171億800万株(増資後の発行済み株数の88.73%)の新株を割り当てる。今回の債務株式化を通じ、約225億9760万元の銀行借入(利息を含む)は84億8960万元、サプライヤーへの約30億元に上る未払い代金は約26億7680万元にそれぞれ縮小する見込み。これにより、同社の財務状態や資金繰りの改善が期待できるとしている。
一方で株式化後、主力銀行3行は同社株36%、残りの銀行も37.2%を保有することになり、実質支配者は交代し、同社は銀行の傘下に入る。発行した新株には12カ月間のロックアップ(売却禁止)期間が設定される。
発行価格の1.20HKドルは2016年3月7日の終値1.245HKドル(株式併合による調整済み)を3.61%下回る水準。予定スケジュールによると、2016年3月29日に株式併合が発効し、同日から仮コードのみの取引が始まる。4月13日~5月4日はパラレルトレードとなる見込み。
(同件につきましては、2015年11月20日付「債務再編の進ちょく状況」、2015年3月17日付「造船・海洋エンジニアリング事業の売却で覚書締結」、2014年10月30日付「重要子会社の再編計画に進展」、2014年9月8日付「重要子会社に再編の可能性」をご参照ください)
【出所】香港証取サイト上の公告(2016/03/08)
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