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【3月3日の中国本土市場】
2016.03.03 17:27
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前日比0.35%高の2859.75ポイント、A株指数が0.35%高の2992.71ポイントと、小幅に3日続伸。B株指数は3日ぶりに小反落し、0.23%安の356.91ポイントだった。深セン市場はいずれも3日ぶりに反落し、A株指数が0.13%安の1838.28ポイント、B株指数が0.56%安の1131.49ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約9%増加し、概算で6685億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は売り越しに転じ、売越額は3億800万元だった。
中国人民政治協商会議の第12期全国委員会第4回会議(全国政協)が本日開幕。5日には第12期全国人民代表大会(全人代)第4回会議が始まる。政策議論や当局者の発言が材料視される時期に入ったことで、本日の上海総合指数は方向感を欠く展開。概ねプラス圏で推移したものの、一時的に下げに転じる場面もあった。2月下旬の急落前は2900ポイント付近で上値が重かったことが意識され、積極的な買いが入りにくかった。上海市場の上昇銘柄は全体の5割をわずかに下回ったが、下落銘柄よりも多かった。深セン市場の下落銘柄は全体の5割だった。
全国政協や全人代が注目されるなか、本日発表された2月の財新中国サービス業PMIは51.2となり、前月に比べ低下した。景況判断の分かれ目の50を引き続き上回っているが、サービス業は新たな経済成長のエンジンとして期待されることから、今回の数値低下は投資家に一定の不安感をもたらしたもようだ。その一方で景況感をめぐる不安は、追加金融緩和や積極的な財政政策などへの期待にもつながり、投資家心理が揺れた。
上海A株市場は時価総額の大きな銀行株や保険株が堅調で、上海総合指数を支えた。証券株はまちまち。生産能力抑制の政策が注目される鉄鋼株や石炭株は総じて軟調だった。こうしたなか金相場が上昇し、関連銘柄が堅調。赤峰黄金(600988.SS)がストップ高だった。香江HD(600162.SS)は再編計画が中国証券監督管理委員会(CSRC)に承認されたことを好感し、ストップ高。IT(情報技術)が産業政策の中心との見方を背景に、浪潮ソフト(600756.SS)がストップ高、中国ソフト(600536.SS)が7.23%高だった。
上海B株市場の下落銘柄は全体の7割半に上った。なかでもA株を発行していない純粋B株の下げが目立った。深センB株市場も全体の7割あまりの銘柄が下落し。こうしたなか不動産株が本日も堅調で、昨日まで2日連続の上昇率1位だった深セン特区不動産(200029.SZ)が続伸し、本日は同3位の1.56%高だった。(中国部・千原)
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