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中国緑色食品、飲料事業売却の内容を一部変更
2016.03.01 10:34
中国緑色食品（00904.HK）は2月29日、同社の飲料事業を米コカ・コーラの中国事業会社に売却する計画について、内容を一部変更したと発表した。総額4億50万米ドル（約31億1190万HKドル）に上る買収対価（調整あり）の支払い方法について、手付金の追加設定や、柔軟な対価調整を考慮した未払金の信託財産設定などで合意。また、売却前の飲料事業の再編も、取引条件から外されたという。
飲料事業の売却計画は現時点でも前提条件をクリアできず、当初の想定以上に遅延している一方、売却資金で償還する予定だった債務の返済期限が迫っている状況。中国緑色食品の未償還債務は約17億4182万8600元に上り、うち6億元分は2016年4月12日に満期を迎えるという。すみやかな売却実施と資金確保を目指し、コカ・コーラと交渉のうえで計画を一部修正したと説明している。
なお、売却予定事業の2015年10月末時点の純資産は19億4848万9000元。同月末までの12カ月間の売上高は13億4301万9000元、税引き後利益は1億4392万7000元となっている。
今回の情報開示のため、同社株は2016年2月29日に売買停止となったが、2016年3月1日に取引を再開した。
（同件につきましては、2015年9月16日付「独禁当局が事業売却案を承認」、2015年7月8日付「株主割当増資の実施結果」、2015年4月20日付「財務改善に向け事業売却・増資を計画」、2013年9月5日付「第三者割当増資の契約を修正」をご参照ください）
【出所】香港証取サイト上の公告(2016/02/29)
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