内藤証券

マーケット情報

お取扱商品のマーケット情報をご覧いただけます。

中国株ニュース 詳細

【2月29日の中国本土市場】

2016.02.29 17:50

 主要指数はいずれも下落。上海市場はそろって大幅に反落し、上海総合指数が前営業日比2.86%安の2687.97ポイント、A株指数が2.85%安の2812.80ポイント、B株指数が3.72%安の339.34ポイント。深セン市場はA株指数が大幅に5日続落し、5.37%安の1717.99ポイント。B株指数は大きく反落し、2.72%安の1094.85ポイントだった。両市場の売買代金は先週末に比べ約5%減少し、概算で4618億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は20億1300万元の買い越しだった。

 上海総合指数は小安く寄り付き、朝方の短時間で一気に2700ポイントを割り込んだ。その後も大台を下回る水準で徘徊し、終値は今年2月1日以来、約1カ月ぶりに2700ポイントを割り込んだ。上海市場の下落銘柄は全体の9割近くに達した。深セン市場は全体の8割半の銘柄が下落した。

 上海総合指数は2月に入ってから24日までの上昇率が終値ベースで約7%に達していたが、25日と29日に大きく崩れた。今週後半に中国人民政治協商会議の第12期全国委員会第4回会議(全国政協)と第12期全国人民代表大会(全人代)第4回会議の開幕を控えているが、その前に利益を一旦確定する動きが強まっているもようだ。こうしたなか2月のCFLP製造業PMIと財新中国製造業PMIの発表が明日に迫っていることから、本日も売りが増加した。

 上海A株市場では、幅広い銘柄が売られるなか、時価総額の大きな銀行株の一角が堅調。四大国有銀行では、中国農業銀行'A'(601288.SS)が1.01%高、中国銀行'A'(601988.SS)が0.63%高、中国工商銀行'A'(601398.SS)が0.24%高。地方銀行や中堅銀行の一角も買われ、北京銀行(601169.SS)が2.34%高、中国民生銀行'A'(600016.SS)が1.68%高だった。銀行株は上海総合指数への影響度が高いことから、政府筋の買い支えが入ったとの見方もあるもようだ。

 産炭能力削減を手がかりに、主力の石炭株が堅調。ヤン州煤業'A'(600188.SS)が7.15%高、盤江精煤(600395.SS)が4.15%高、陽泉煤業(600348.SS)が3.91%高。大都市で不動産価格が高騰していることを背景に、新黄浦置業(600638.SS)が4.57%高、華発実業(600325.SS)が4.45%高、北京首都開発(600376.SS)が4.00%高、保利房地産(600048.SS)が3.18%高、光明房地産(600708.SS)が2.90%高など、主力銘柄が物色された。

 B株市場は幅広い銘柄が売られ、上昇したのは上海B株が1銘柄、深センB株が2銘柄だけだった。(中国部・千原)

一覧へ戻る

外国株式のリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
外国株式取引の手数料について
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
中国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
米国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。