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新世界中国、新世界発展によるTOBがスタート
2016.02.29 11:22
新世界中国（00917.HK）は27日、同社株の非公開化（上場廃止）を目的とした親会社の新世界発展（00017.HK）による公開買付（TOB）について、スタートしたことを明らかにした。応募締切日は2016年3月21日を予定しており、TOBが発効した場合、4月5日に延長される見込み。また、同計画を審議する新世界発展の株主総会は2016年3月18日に開かれるという。
提示価格は1株あたり7.80HKドルで、新世界中国の2016年2月24日の終値7.47HKドルを4.4％上回る。
TOBの発効には、新世界発展の株主総会の承認に加え、TOBを通じて未保有株の90％以上を掌握することなどが必要。90％以上の株式を掌握した場合、新世界発展は強制買取の権利を行使し新世界中国を100％子会社化するという。新世界中国の株式はTOBの締切日から売買を停止し、そのまま上場廃止となる。
一方、90％を下回った場合はTOBが失効し、応募株は返却される見通し。新世界中国の上場は継続され、浮動株比率が低い場合は同社株が売買停止となる可能性もある。
【出所】香港証取サイト上の公告(2016/02/27)
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