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【2月26日の中国本土市場】
2016.02.26 18:18
主要指数は深センA株を除いて反発した。上海市場は上海総合指数が前日比0.94%高の2767.20ポイント、A株指数が0.94%高の2895.59ポイント、B株指数が1.43%高の352.45ポイント。深セン市場はA株指数が小幅ながらも4日続落し、0.12%安の1815.64ポイント。一方でB株指数は4日ぶりに反発し、0.53%高の1125.49ポイントだった。両市場の売買代金は前日比で約27%減少し、概算で4864億元にとどまった。一方で「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は買いが膨らみ、買越額は16億4000万元に拡大した。
週末の本土市場は不安定な地合いに終始。前日の急落の反動から、本日は大型株を中心に買い戻す動きがみられたが、一方でG20財務相・中央銀行総裁会議を控えて様子見ムードも根強い。こうしたなか、本日も短期金利が上昇し、リスク回避の売りも錯綜した。前場の上海総合指数はもみ合いながらも概ねプラス圏を維持。来週に中国製造業PMIが発表されることもあり、後場初めは戻り売りが目立ち、一旦マイナス圏に沈んだ。もっとも、その後は上げに転じると、2700ポイント台後半まで回復し、そのまま引けた。全国人民代表大会(全人代)の開幕を来週末に控え、政策期待に基づく買いが入った。
大型株が多い上海市場は5割半の銘柄が上昇。一方、中小型株が目立つ深セン市場は値下がり銘柄の方が多かった。サプライサイド(供給側)改革が投資家の関心を集め、建材、非鉄、石炭などの関連セクターが反発。華新セメント'A'(600801.SS)、陽泉煤業(600348.SS)、廈門タングステン(600549.SS)、ヤン州煤業'A'(600188.SS)などが切り返し、ストップ高で引けた。全人代で環境ビジネスがテーマになるとの観測から、菲達環保(600526.SS)が5.90%高、天津創業環保'A'(600874.SS)が3.92%高、竜浄環保(600388.SS)が3.76%高など、環境関連株が反発。また、第三弾の自由貿易区の新設が近いとの観測から、有力候補都市である重慶、成都、武漢、西安などの地場系銘柄が堅調だった。四川高速道路'A'(601107.SS)が2.30%高など。
一方で中国ソフト(600536.SS)が4.12%安、浪潮ソフト(600756.SS)が4.00%安、浙報メディア(600633.SS)が3.95%安など、IT・メディア株の一角が低迷した。
B株市場もA株に連れ高し、急反発。前日は全面安に沈んだ上海B株だが、本日は下落銘柄がなく、2銘柄を除き全面高となった。ただ、急騰した銘柄は少なく、上昇率1位だった通信設備大手の東方通信(900941.SS)でも、上昇率は6.23%。深センB株では多くの銘柄が上昇したが、中小型株の一角が利益確定売りに押された。再編計画を手がかりに前日急伸した深セン賽格(200058.SZ)だが、本日は7.95%安で引けた。(中国部・畦田)
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