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【2月23日の香港市場】
2016.02.23 18:04
主要指数はいずれも反落。ハンセン指数は前日比0.25%安の1万9414.78ポイント、H株指数は0.61%安の8170.62ポイント、レッドチップ指数は0.49%安の3494.07ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約2%減少し、概算で587億3700万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は5億4400万元の買い越しだった。
前日のニューヨーク市場は、原油相場の上昇などを好感し、ダウ平均が反発。外部環境の好転を受け、香港市場は高く寄り付いた。だが、上海市場が寄り付きから下げ幅を広げる展開となり、香港市場でも本土系の銘柄を中心に売られ、主要指数は前場で下げに沈んだ。後場に入ってからも、概ね軟調に推移した。
ハンセン指数の構成銘柄では、康師傅(00322.HK)が下落率1位の6.32%安。15年12月本決算が前年比35~40%の減益となる見通しを発表したが、市場予想よりも悪化した数値だったことから、売りが膨らんだ。同じ台湾系食品株の中国旺旺(00151.HK)が連れ安し、同2位の5.10%安だった。昨日の上昇率2位だった恒生銀行(00011.HK)だが、本日は戻り売りに押され、下落率3位の2.67%安。また、昨日の上昇率1位だった東亜銀行(00023.HK)も反落し、本日は1.95%安だった。
一方、原油相場の上昇を好感し、本土系エネルギー株が堅調。神華能源(01088.HK)は、過剰生産能力の削減政策も追い風となり、上昇率1位の1.75%高。中国海洋石油(00883.HK)が1.60%高、中国石油天然気(00857.HK)が1.36%高となり、上昇率2~3位に並んだ。また、新世界発展(00017.HK)が0.94%高。本日発表の15年12月中間決算が43.63%減益だったものの、これは人民元安が影響したもので、為替要因を除けば安定した業績だったことが材料視された。増配だったことも好感された。
そのほかの銘柄では、15年12月本決算で赤字転落となったパークソン(03368.HK)が2.08%安。保利置業(00119.HK)は15年12月本決算で赤字に転落する見通しが嫌気され、3.60%安だった。(中国部・千原)
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