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【2月16日の中国本土市場】
2016.02.16 17:04
主要指数はそろって大幅高。上海市場は上海総合指数が前日比3.29％高の2836.57ポイント、A株指数が3.29％高の2968.33ポイントと、3日ぶりの大幅反発。B株指数は反発し、1.80％高の357.13ポイント。深セン市場はいずれも3日ぶりに大きく反発し、A株指数が4.10％高の1904.97ポイント、B株指数が2.03％高の1143.45ポイント。両市場の売買代金は前日に比べ約52％増加し、概算で5003億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は5億3200万元の買い越しだった。
上海総合指数は高く寄り付き、朝方から上げ幅を拡大。前場の中盤で2800ポイントを抜き、その後も上げ幅を広げた。後場も安定的に推移し、本日の高値付近で引けた。終値は1月25日以来、11営業日ぶりに2800ポイントを回復した。上海市場の上昇銘柄は全体の9割あまりに達した。深セン市場も全体の9割近くの銘柄が上昇した。商いも大幅に増加し、売買代金は9営業日ぶりに5000億元を上回った。
本日発表の1月の金融統計で、マネーサプライM2の伸び率や貸出純増額が市場予想を大幅に上回り、これがポジティブサプライズとなった。これを受けて時価総額の大きな銀行株が全面高となり、上海総合指数の大幅高に寄与した。四大国有銀行では、中国銀行'A'（601988.SS）が3.19％高、中国建設銀行'A'（601939.SS）が2.38％高、中国工商銀行'A'（601398.SS）が2.01％高、中国農業銀行'A'（601288.SS）が1.73％高。中堅銀行や地方銀行なども買われた。
原油相場が協調減産への期待を背景に上昇し、二大石油株も買われた。中国石油化工'A'（600028.SS）が2.55％高、中国石油天然気'A'（601857.SS）が2.36％高。また、二大国有海運会社の再編を経て中国遠洋海運集団有限公司が週内に発足すると伝わり、これに関連する海運株がストップ高となった。一方、金相場の反落を受け、昨日は大幅高だった関連銘柄が下落。老鳳祥'A'（600612.SS）が1.71％安、豫園商城（600655.SS）が0.23％安だった。
上海B株市場はほぼ全面高。なかでもA株を発行していない純粋B株が上昇率の上位に並んだ。一方、金相場の下落を嫌気し、老鳳祥（900905.SS）が0.02％安で、唯一の値下がり銘柄となった。深センB株市場の上昇銘柄は全体の9割半に達した。（中国部・千原）
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