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【2月15日の香港市場】

2016.02.15 17:57

 主要指数はいずれも急反発した。ハンセン指数は前営業日比3.26%高の1万8918.14ポイント、H株指数が4.77%高の7863.84ポイントと、そろって3営業日ぶりに上昇。レッドチップ指数は4営業日ぶりに反発し、3.84%高の3376.82ポイントだった。メインボードの売買代金は先週末とほぼ変わらず、概算で664億4700万HKドル。旧正月連休を経て本日再開した「港股通」(上海経由の香港株投資)は11億100万元の買い越しだった。

 先週末の米国市場では産油国の協調減産の可能性が注目され、原油相場が大幅に上昇。さらに米小売統計の改善も手がかりとなり、株式市場でもダウ平均が急反発した。これにより世界的なリスクオフに歯止めがかかると、週明けの香港株市場では人民元高も追い風になり、買い戻す動きが活発化。年初からの急激なリスクオフの巻き戻しがみられ、主要指数は大幅高で引けた。また、旧正月明けの上海株市場は大方の予想通り安くスタートしたものの、その後下げ幅を縮小。加えて、本日の日経平均が記録的な上昇となったことも、投資家心理の改善につながった。

 原油相場の急伸を受け、資源・エネルギーセクターが買い進まれた。中国海洋石油(00883.HK)が6.41%高、中国石油天然気(00857.HK)が3.77%高、中国石油化工(00386.HK)が3.64%高と、三大石油株が上昇。石炭最大手の神華能源(01088.HK)も4.71%高と好調だった。また、原油高という悪材料よりも人民元の急反発という好材料が手がかりとなり、航空株が上昇。中国南方航空(01055.HK)が11.38%高、中国国際航空(00753.HK)が9.95%高、中国東方航空(00670.HK)が8.13%高と、大手3社に買いが膨らんだ。旧正月連休中の旅客取扱数の増加も好感された。マカオ観光産業の今年の旧正月連休の商戦が概ね堅調だったことから、カジノ株が上昇。銀河娯楽(00027.HK)がハンセン指数構成銘柄の上昇率1位となる8.17%高、サンズチャイナ(01928.HK)が4.44%高など、大手が軒並み買われた。

 このほか、昨年の国内保険市場が世界3位の規模となったことが明らかとなり、保険セクターが好調。新華人寿保険(01336.HK)が7.69%高、平安保険(02318.HK)が6.37%高、中国人寿保険(02628.HK)が5.26%高など、主だった銘柄が買われた。国務院常務会議が漢方薬産業の発展を重視する姿勢を示したことで、上海医薬(02607.HK)が4.31%高、神威薬業(02877.HK)が2.39%高、中国中薬(00570.HK)が1.99%高など、漢方薬関連の銘柄も堅調だった。

 一方で世界的なリスクオフの巻き戻しを受け、金相場の上昇に一服感が広がった。これにより、霊宝黄金(03330.HK)が2.53%安、招金砿業(01818.HK)が1.31%安など、金鉱株が軟調。また、電子部品メーカーの申基国際(02310.HK)は清算申し立てを受けたことが嫌気され、1.87%安に沈んだ。(中国部・畦田)

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