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日東科技、エクイティファイナンス計画の詳細
2016.02.15 10:37
日東科技(00365.HK)は12日、紫光科技戦略投資有限公司(紫光科技)などを割当先とする大規模なエクイティファイナンスの詳細を明らかにした。紫光科技に対して計7億3000万株(増資後の発行済み株数の50.17%)の新株や元本1億4800万HKドルの転換社債(CB)を割り当てる。このほか、日東科技は別の投資家2人に対しても、それぞれ1億株(同6.87%)の新株を割り当てるという。
一連のファイナンスを通じ、同社は5億1650万HKドル(諸費用を除く)を調達する見込み。調達資金は生産設備の拡大・更新や、ファイナンス子会社への追加出資、銀行借入の返済などに充てる方針。完了後、紫光科技は日東科技の新筆頭株主として、未保有株に対しマンダトリー・オファー(義務的公開買付)を実施することになる。
新株の発行価格とCBの転換価格はいずれも0.4HKドルで、2016年2月4日の終値1.470HKドルを72.79%下回る水準。一方、マンダトリー・オファーの提示価格は1.70HKドルを予定し、同日の終値を15.65%上回るという。増資後、紫光科技の持ち株比率は50.17%となり、CBがすべて普通株に転換された場合、さらに70.37%に上昇する見通し。紫光科技は日東科技の上場継続を約束している。
なお、今回の情報開示のため、同社株は2016年2月5日に売買停止となったが、2016年2月15日に取引を再開した。
(同件につきましては、2016年2月5日付「実質筆頭株主が交代する見通し」、2015年12月11日付「出資受入で支配権が変わる可能性も」をご参照ください)
【出所】香港証取サイト上の公告(2016/02/12)
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