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【2月3日の中国本土市場】

2016.02.03 17:46

 主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前日比0.37%安の2739.24ポイント、A株指数が0.37%安の2866.35ポイントと小幅に反落した。一方のB株指数は僅差で続伸し、0.01%高の348.45ポイント。深セン市場でもA株指数が小幅続伸となり、0.47%高の1816.27ポイント。B株指数は小反落し、0.76%安の1134.07ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約7%減少し、概算で3759億元にとどまった。一方で「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は売りが急激に拡大。前日の買い越しから、一転して20億5800万元の売り越しとなった。

 本土市場は後場半ばまで戻り売りに押された。上海総合指数は安く寄り付くと、心理的節目である2700ポイントを割り込む場面も複数回みられた。前日の米国市場で株式や原油が急落し、投資家マインドを冷やした。さらに中国経済や企業業績の減速への警戒感も根強い状況。旧正月連休を控えた換金売りも目立った。もっとも、売りが一巡すると、大引けにかけて一気に切り返す展開。上海総合指数は急速に下げ幅を縮め、最終的に小幅安で引けた。中国人民銀行(中央銀行)による度重なる金融緩和が押し目買いを後押し。さらに中国政府の不動産支援策も反発の手がかりになった。

 当局が住宅ローンの頭金比率の最低基準を引き下げると発表。住宅販売の支援策が打ち出され、迪馬実業(600565.SS)がストップ高、信達地産(600657.SS)が5.55%高、華夏幸福基業(600340.SS)が3.82%高など、不動産株が堅調だった。また、双銭'A'(600623.SS)がストップ高、億利潔能(600277.SS)が7.63%高など、化学セクターが概ね上昇。このほか、中小型企業が多く上場する「創業板」の銘柄も続伸。両市場全体では値上がり銘柄の方が多かった。

 一方で金融セクターがさえず、指数の重しになった。交通銀行'A'(601328.SS)が1.52%安、中国農業銀行'A'(601288.SS)が1.35%安、中国建設銀行'A'(601939.SS)が1.05%安など、大型銀行株が低迷。また、石炭株が戻り売りに押され、盤江精煤(600395.SS)が4.82%安、ヤン州煤業'A'(600188.SS)が3.14%安だった。

 B株市場も戻り売りが目立ち、値下がり銘柄の方がやや多かった。上海B株では足元の人民元安を受け、海南航空(900945.SS)が下落率1位の2.41%安。上海鼎立科技(900907.SS)は親会社保有株の一部に強制売却措置が適用されたことがあらためて材料視され、1.34%安。一方で不動産・建設株が動意付き、上海中毅達(900906.SS)が4.74%高、上海市北高新(900902.SS)が3.19%高、上海大名城(900940.SS)が1.74%高。深センB株では自動車株が売られ、長安汽車(200625.SZ)が3.85%安、江鈴自動車(200550.SZ)が1.89%安に沈んだ。(中国部・畦田)

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