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【1月29日の中国本土市場】
2016.01.29 18:03
主要指数は4日ぶりに急反発。上海市場は上海総合指数が前日比3.08%高の2737.59ポイント、A株指数が3.08%高の2864.75ポイント、B株指数が2.83%高の344.85ポイント。深セン市場はA株指数が3.71%高の1766.00ポイント、B株指数が2.46%高の1146.77ポイント。両市場の売買代金は前日比で約7%増加し、概算で4287億元だった。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は再び買い越しに転じ、買越額は16億9400万元に達した。
週末の本土市場は全面高の様相。上海総合指数は小安く寄り付いたものの、その後は上げ幅を拡大。後場も騰勢は続き、2700ポイント台を回復して引けた。強い値ごろ感に加え、金融緩和が自律反発につながった。中国人民銀行(中央銀行)が定例の火曜、木曜に続き、本日も公開市場操作を実施し、流動性を供給した。週3回の実施は前例がなく、中国人民銀行は2月19日まで回数を増やすと表明。金融当局の強い意思を投資家に印象付けた。さらに日銀も本日午後の金融決定会合で、アジアで初となるマイナス金利の導入を決定。これもポジティブサプライズとなり、押し目買いにつながった。一方で月間の上海総合指数の下落率は22.64%に達し、08年10月(24.63%)以来の大きさ。なお、指数の下落率が2割を超えたのは過去9回あり、うち8回は翌月反発しているという。
本日は大半のセクターが反発。年初からの株安で調整が続いていた証券株が買い戻され、華泰証券'A'(601688.SS)と東方証券(600958.SS)がストップ高。光大証券(601788.SS)が7.09%高、海通証券'A'(600837.SS)が6.04%高と、軒並み反発した。きつい下げが続いていた海運株が切り返し、中海コンテナ運輸'A'(601866.SS)がストップ高、中国遠洋控股'A'(601919.SS)が7.48%高、中遠航運(600428.SS)が5.36%高。このほか、ソフトウエア、スマート家電、スマートシティなど、ハイテク関連の銘柄が大きく物色された。
B株市場もA株に連れ高。値下がりは3銘柄に限られた。上海B株ではコンプレッサーメーカーの上海海立集団[900910]が動意付き、ストップ高で大引け。このほか、昨日売られた純粋B株が急反発し、上昇率上位を独占。大化集団大連化工(900951.SS)が9.94%高、上海匯麗建材(900939.SS)が7.55%高、黄石東貝電器(900956.SS)が6.73%高、上海凌雲実業(900957.SS)が5.86%高と上げに転じた。深センB株でも幅広いセクターが上昇。一方で鉄鋼株の本鋼板材(200761.SZ)は3.39%の逆行安に沈んだ。15年12月本決算の赤字転落見通しが嫌気された。(中国部・畦田)
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