中国株ニュース 詳細
【1月28日の香港市場】
2016.01.28 18:15
主要指数はそろって続伸。ハンセン指数は前日比0.75%高の1万9195.83ポイント、H株指数は0.86%高の8028.58ポイント、レッドチップ指数は0.15%高の3381.29ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約1%減少し、概算で754億7200万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は7億1100万元の買い越しだった。
前日のニューヨーク市場は、企業業績の見通し悪化を背景に、ダウ平均が反落。外部環境は悪化したものの、今回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で大方の予想通りに利上げが見送られたうえ、世界経済や金融情勢を注視すると声明にあったことから、香港からのマネー流出への懸念が和らぎ、香港の主要指数は小高く寄り付いた。香港市場では割安感が鮮明な中国本土系の銘柄に買いが入り、ハンセン指数とH株指数は朝方から上げ幅を拡大。だが、上海総合指数が軟調に推移したことが逆風となり、後場は前日終値を挟んで一進一退となった。終盤で再び本土系銘柄などに買いが入り、H株指数は3日ぶりに終値で8000ポイントを回復した。
ハンセン指数の構成銘柄では、恒基地産(00012.HK)が上昇率1位の6.74%高。香港屈指の富豪として知られるオーナーの李兆基・主席が高齢であることから、長江グループの李嘉誠・主席に倣って会社再編に動く可能性があるとアナリストが指摘し、これが材料視されたもようだ。マカオのカジノ株が続伸し、サンズチャイナ(01928.HK)が6.72%高、銀河娯楽(00027.HK)が5.12%高となり、上昇率2~3位に並んだ。落ち込みが続くマカオのカジノ収益について、しだいに安定に向かうと米ラスベガス・サンズのシェルドン・アンデルソン最高経営責任者が発言し、これを好感したもようだ。
原油相場の上昇を受け、中国海洋石油(00883.HK)が2.56%高など、本土系石油株も続伸。香港ドル金利の上昇が一服したことで、香港系の銘柄も堅調だった。時価総額の大きな本土系銀行株も堅調。中国人民銀行(中央銀行)が今週中に供給した流動性が、4400億元の純増となったことを好感したもようだ。
そのほかの銘柄では、恒発洋参(00911.HK)が朝方から急落し、91.39%安で取引中止となった。急落の原因は不明だが、何らかの情報を開示することだけは明らかにしている。(中国部・千原)
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門