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【1月27日の香港市場】
2016.01.27 18:05
主要指数はそろって反発。ハンセン指数は前日比1.01％高の1万9052.45ポイント、H株指数は0.81％高の7959.51ポイント、レッドチップ指数は1.34％高の3376.19ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約1％減少し、概算で761億7300万HKドル。「港股通」（上海経由の香港株投資）は8億9400万元の買い越しだった。
前日のニューヨーク市場は、原油価格の上昇を好感し、ダウ平均が反発。外部環境の好転を追い風に、香港の主要指数は高く寄り付いた。ハンセン指数は始値で1万9000ポイントを回復。H株指数も8000ポイント台で始まった。だが、上海総合指数が朝方から下げ幅を広げ、2700ポイントを割り込んで前場を終了。香港市場でも中国本土系の銘柄に売り圧力が加わった。H株指数は本日も8000ポイント台を下回って終了。ハンセン指数は1万9000ポイントを回復した。
ハンセン指数の個性銘柄では、マカオのカジノ株が買われ、サンズチャイナ（01928.HK）が上昇率1位の6.50％高、銀河娯楽（00027.HK）が同3位の4.17％高。マカオのカジノ収益の底打ちを予想するレポートが増え、これが材料視された。香港ドル安がやや巻き戻され、香港ドル金利の上昇にも一服感が出たことで、香港系不動産株の一角が買い戻され、恒基地産（00012.HK）が同2位の5.53％高。昨日の下落率1位だった中国海洋石油（00883.HK）が、原油相場の上昇を受け、本日は3.85％高。中国石油天然気（00857.HK）も反発し、3.20％高だった。
一方、サニタリ製品メーカーの恒安国際（01044.HK）が下落率1位の1.85％安。競争を背景とした減収と人民元安にともない為替損失をアナリストが指摘し、投資判断を引き下げたことを嫌気した。国泰航空（00293.HK）は原油相場の上昇によるコスト高懸念から同2位の1.61％安だった。
そのほかでは、15年12月本決算の増益見通しを発表した徽商銀行（03698.HK）が1.49％高。安踏体育用品（02020.HK）は4.59％安。業績の回復が予想よりも遅いとアナリストが指摘し、投資判断を引き下げたことを嫌気した。（中国部・千原）
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