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【1月26日の香港市場】
2016.01.26 17:57
主要指数はそろって3日ぶりに大幅反落。ハンセン指数は前日比2.47％安の1万8860.80ポイント、H株指数は3.40％安の7895.16ポイント、レッドチップ指数は2.96％安の3331.22ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約4％増加し、概算で772億500万HKドル。「港股通」（上海経由の香港株投資）は8億9700万元の買い越しだった。
前日のニューヨーク市場は、原油安を嫌気し、ダウ平均が3日ぶりに反落。外部環境の悪化を受け、香港の主要指数は低く寄り付いた。前場のハンセン指数は1万9000ポイントを挟んで一進一退。H株指数も8000ポイントを軸に、同様の展開となった。後場は上海総合指数の急落を受け、香港市場でも中国本土系の銘柄を中心に売りが加速。いずれの指数も本日の安値付近で引けた。ハンセン指数とH株指数は3日ぶりに、それぞれ1万9000ポイント、8000ポイントの大台を割り込んだ。
ハンセン指数は幅広い銘柄が売られた。原油相場の下落を嫌気し、中国海洋石油（00883.HK）が下落率1位の7.15％安、中国石油天然気（00857.HK）が同3位の5.81％安だったほか、中国石油化工（00386.HK）が5.36％安、崑崙能源（00135.HK）が4.35％安。香港からの資金流出を背景にHIBOR（香港銀行間貸出金利）の上昇が続いていることを受け、香港系銀行株が反落。東亜銀行（00023.HK）が4.16％安、中銀香港（02388.HK）が4.03％安だった。幅広い銘柄が売られるなか、中国中信（00267.HK）が終盤で一気に上げに転じ、0.36％高で引けた。
そのほかでは鉄道関連株の下げが目立ち、中国中車（01766.HK）が7.12％安、中国鉄建（01186.HK）が6.63％安、中国中鉄（00390.HK）が5.12％安、株洲南車（03898.HK）が4.16％安。中国の鉄道貨物輸送量が昨年は前年比で11.9％減少し、鉄道建設需要の落ち込みが懸念されたもようだ。昨日は約10カ月ぶりの売買で62.14％安となった桑徳国際（00967.HK）だが、本日は経営トップによる買い増しを手がかりに18.86％高で引けた。（中国部・千原）
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