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【1月18日の香港市場】
2016.01.18 18:47
主要指数はいずれも3営業日続落。ハンセン指数の前営業日比1.45%安の1万9237.45ポイント、H株指数は1.23%安の8134.81ポイント、レッドチップ指数は0.91%安の3414.87ポイント。メインボードの売買代金は概算で750億2600万HKドル。先週末に比べ約2%増加した。「港股通」(上海経由の香港株投資)は引き続き活発で、10億9300万元の買い越しとなった。
米小売統計の予想外の下振れや、中国の振るわない経済指標などが悪材料視され、先週末の米国市場はリスクオフが継続。原油相場は節目の30米ドルを再び割り込み、ダウ平均も大幅に続落した。外部環境の悪化は止まらず、週明けの香港市場でも寄り付きから売りが先行。主要指数は安く寄り付いた。本日も為替市場で香港ドル安が進んだことから、香港からの資本流出への警戒感も続いた。主要指数はマイナス圏で低迷。午後に持ち直した上海市場を追い風に、H株指数は後場初めで上げに転じる場面もみられたが、結局は失速した。中国のGDP発表を明日に控え、リスク回避や様子見ムードも続いた。
原油相場の30米ドル割れや産油国の景気悪化などが警戒され、石油を含む資源・エネルギー株が引き続きさえない。中国海洋石油(00883.HK)がハンセン指数構成銘柄の下落率1位となる4.53%安。中国石油天然気(00857.HK)が2.05%安、中国石油化工(00386.HK)が0.24%安と、三大石油株がそろって値下がりした。中国の景気減速による電力需要の減少を織り込み、大唐国際発電(00991.HK)が1.86%安、華潤電力控股(00836.HK)が1.46%安など、電力株もさえない。
また、年初からの世界的な株安が嫌気され、金融セクターが下落。特に香港系金融株がさえない。中国当局が海外の銀行の人民元資金に対する管理を強化すると決定。資本流出や投機の抑制が目的とみられるが、これによる香港系金融機関への影響が懸念された。中銀香港(02388.HK)が4.37%安、HSBC(00005.HK)が3.11%安に沈み、ハンセン指数の下げを主導。香港系証券株の国泰君安国際(01788.HK)は4.47%安だった。
一方でマカオのカジノ株に押し目買いが入った。ウィンマカオ(01128.HK)は親会社がマカオ事業の業績見通しを発表。業績は大方の予想ほど悪化しない見通しとなり、4.97%高と反発した。また、同業のサンズチャイナ(01928.HK)が3.92%高、銀河娯楽(00027.HK)が3.54%高で、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1、2位。大手投資銀行が業界見通しを改善したことから、鉄鋼セクターが堅調。鞍鋼(00347.HK)が7.16%高、馬鞍山鋼鉄(00323.HK)が3.92%高と買われた。(中国部・畦田)
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