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中国株ニュース 詳細

【1月15日の中国本土市場】

2016.01.15 17:25

 主要指数はいずれも急反落。上海市場は上海総合指数が前日比3.54%安の2900.96ポイント、A株指数が3.55%安の3036.04ポイント、B株指数が2.32%安の356.60ポイント。深セン市場はA株指数が3.40%安の1877.94ポイント、B株指数が2.28%安の1164.87ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約3%減少し、概算で5383億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は1億500万元の売り越しだった。

 上海総合指数は節目の3000ポイントを割り込んで小安く寄り付くと、しばらくは狭いレンジで推移した。しかし、徐々に下げ幅を広げると、後場に入り下げ足を加速。後場の中盤からは下値がみえず、最後は2900ポイントを挟んでもみ合った。最終的に2900ポイントこそ維持したが、14年12月中旬以来の安値で大引け。両市場全体では2400近い銘柄が値下がりし、大半のセクターが売り込まれた。

 本日の急反落の要因について、現地では◆GDP発表を来週に控え、統計下振れへの警戒感が一段と強まった、◆心理的節目の3000ポイントを大きく割り込んだことで下値のめどがつかず、ろうばい売りが膨らんだ、◆当局の株価維持策(PKO)の規模も限定的との見方が広がり、投資家心理が悪化した、◆原油、人民元の根強い先安感、◆個人投資家が中国証券監督管理委員会(CSRC)トップを告訴したとのニュースが伝わるほど、市場のCSRCへの不信感が日に日に強まっており、トップ辞任の催促相場の様相を呈してきた、◆銀行が中小型株の担保受入を中止したとの報道が伝わり、小型株へのパニック売りにつながった、◆一連の要因が個人投資家の心理を一段と冷やし、売りが売りを呼ぶ状況となり、強制決済も膨らんだ―――ことなどが挙げられている。

 B株市場もA株に連れ安。値上がりはわずか5銘柄に限られた。上海B株では大型石炭株の内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が下落率1位の4.43%に沈み、指数の下げを主導した。一方で繊維・アパレル株の上海三毛企業(900922.SS)が6.99%の逆行高となった。深センB株では本日売買を再開した広東高速道路(200429.SZ)が売買停止中の地合い悪化を織り込むかたちで急落。6.56%安で下落率1位に沈んだ。(中国部・畦田)

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