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南京デパート、臍帯血会社の買収で金衛医療と正式契約
2016.01.08 13:17
南京デパート(600682.SS)は8日、中国本土で臍帯血事業を手がける米国上場のチャイナ・コードブラッド・コーポレーション(CCBC=中国臍帯血庫企業集団)について、株式65.4%を買収することで金衛医療(00801.HK)と正式に契約したと発表した。買収額は57億6400万元で、うち25億元分は新株で支払う。さらに、買収資金を確保するため、実質筆頭株主の袁亜非氏を含む複数の企業を対象に増資を実施し、最大49億元を調達する計画。なお、南京デパートはCCBCの非公開化を計画中。実現すればCCBCは上場を廃止し、金衛医療を通じて南京デパートは残りの株式を取得し、CCBCを100%子会社化するという。今後は流通事業と医療事業を両輪に、さらなる成長を目指すと説明している。
対価株の発行価格は18.61元で、直近120営業日の平均終値の90%に相当。増資の割当価格の下限は32.98元となり、直近20営業日の平均終値の90%となる。一連の取引を通じ、南京デパートは最大2億8291万1272株(発行後の発行済み株数の25.47%)の新株を発行する予定。袁亜非氏は実質筆頭株主の地位にとどまるほか、金衛医療が12.09%の株式を取得し、2位株主となる見込み。
なお、CCBCの2014年12月本決算の売上高は6億7510万元、期末時点の純資産は57億6400万元だった。
今回の計画を受け、南京デパートの株式は2015年8月5日から売買を停止。同社は別に臍帯血事業に関連する買収を計画していることから、売買停止を継続するという。
(同件につきましては、2015年11月6日付「金衛医療、米上場子会社を南京デパートに売却へ」、2015年8月11日付「金衛医療、米上場子会社の中国事業買収を南京デパートが提案」をご参照ください)
【出所】上海証取サイト上の公告(2016/01/08)
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