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サーキットブレーカー制度が停止に、当局はマイナス効果が大きいと判断
2016.01.08 09:01
上海と深センの両証券取引所は7日、サーキットブレーカー制度について定めた上場規則を2016年1月8日付で一時的に停止すると発表した。2016年1月1日付で発効したサーキットブレーカー制度だが、わずか数日で姿を消すことになった。
両証券取引所によると、市場の安定を維持するため、中国証券監督管理委員会(CSRC)の承認を経て、上場規則のうちサーキットブレーカーについて定めた項目を暫定的に停止した。
こうした措置についてCSRCは、サーキットブレーカー制度は株価の大幅安の“主因ではない”が、2回の発動状況を実際にみて、期待したような効果が得られていないと弁解した。その一方、この制度が投資家の売り注文を殺到させ、株価指数の下げを加速させるというマイナス面を認めた。こうした状況から、サーキットブレーカー制度の一時停止を決めたという。
サーキットブレーカー制度の導入については、2015年の株価の異常な変動を受け、各方面の求めに応じて導入したものであり、その案については慎重を期してパブリックコメント(意見募集)も行ったと強調。サーキットブレーカーは新しい制度であり、中国は経験がなく、マーケットが適応するにも時間を要することから、手探りで経験を積み、状況に合わせて調整しなければならないと説明した。
そのうえで、今回の教訓を真摯に総括し、組織的に制度の改め、広く意見を募集することで、仕組みの改善を続ける方針を示した。
【出所】上海証取サイト上の公告(2016/01/07)
深セン証取サイト上の公告(2016/01/07)
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