内藤証券

マーケット情報

お取扱商品のマーケット情報をご覧いただけます。

中国株ニュース 詳細

【1月6日の中国本土市場】

2016.01.06 17:22

 主要指数はいずれも上昇。上海市場は上海総合指数が前日比2.25%高の3361.84ポイント、A株指数が2.25%高の3518.54ポイントと、4日ぶりに反発。B株指数は続伸し、1.09%高の408.78ポイントだった。深セン市場はA株指数が4日ぶりに反発し、2.61%高の2232.00ポイント。B株指数は続伸し、1.49%高の1272.08ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約14%減少し、概算で6995億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は売り越しに転じ、売越額は4億9700万元だった。

 上海総合指数は寄り付きから3300ポイントの大台を挟んで一進一退。後場に入ると一本調子で上げ幅を広げ、高値引けした。上海市場の上昇銘柄は全体の9割近くに達した。深セン市場は全体の8割半の銘柄が上昇した。李克強首相が山西省太原市を訪問し、現地の鉄鋼メーカーや炭鉱会社などを視察。鉄鋼や石炭の過剰生産問題に取り組むと強調した。過剰生産問題の解決は、政府が推進するサプライサイド(供給側)構造改革の中核であり、これに関連する銘柄が物色された。

 上海A株市場では李首相の太原視察を材料に、過剰生産問題に悩む石炭、鉄鋼、セメントなど銘柄の上昇が目立った。石炭関連では山煤国際エナジー(600546.SS)、大同煤業(601001.SS)、大有エナジー【売付のみ】(600403.SS)、鄭州煤電【売付のみ】(600121.SS)、平煤(601666.SS)、陝西黑猫焦化(601015.SS)、盤江精煤(600395.SS)、ロ安環保エナジー(601699.SS)、永泰エナジー(600157.SS)、ヤン州煤業'A'(600188.SS)などがストップ高となった。また、鉄鋼の馬鞍山鋼鉄'A'(600808.SS)やセメントの青松建材化工(600425.SS)もストップ高だった。過剰生産能力の削減は、零細企業を淘汰し、大手への追い風となるとの思惑が背景にあるもようだ。

 上海B株市場は全体の7割半の銘柄が上昇した。深センB株市場はほぼ全面高だった。B株市場でも過剰生産問題の関連銘柄が買われ、上海B株市場では石炭株の内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が6.42%高、華新セメント(900933.SS)が3.97%高となり、上昇率1~2位に並んだ。一方、昨年は堅調だった純粋B株の下げが目立った。深センB株市場では本鋼板材(200761.SZ)が上昇率4位の3.92%高だった。(中国部・千原)

一覧へ戻る

外国株式のリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
外国株式取引の手数料について
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
中国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
米国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。