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【12月30日の香港市場】
2015.12.30 17:47
主要指数はそろって下落。ハンセン指数は前日比0.53%安の2万1882.15ポイント、レッドチップ指数は0.81%安の4030.10ポイントと、いずれも反落。H株指数は3日続落し、1.31%安の9659.88ポイント。メインボードの売買代金は前日比で約19%増加し、概算で449億3000万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は7億6600万元の買い越しだった。
前日のニューヨーク市場は、原油相場の上昇を受けてエネルギー株が買われ、ダウ平均が反発。外部環境の好転を背景に、本日の香港市場は主要指数が小高く寄り付き、ハンセン指数は始値を2万2000ポイントに乗せた。だが、いずれも指数も朝方で下げに沈み、その後は本日の安値付近で小動きとなった。売買代金は前日に比べ増加したものの、年末ということもあり、低水準にとどまっている。
ハンセン指数の構成銘柄では、本土系保険株の下げが目立ち、中国人寿保険(02628.HK)が下落率2位の2.73%安、平安保険(02318.HK)が同5位の1.94%安。保険会社のバランスシート管理について、当局がリスクを喚起したことを嫌気した。本土系銀行株も売られ、中国銀行(02318.HK)が1.42%安、中国建設銀行(00939.HK)が1.11%安、中国工商銀行(01398.HK)が1.05%安。中国人民銀行(中央銀行)が個別の外資系銀行に対し、来年3月末まで中国本土での外国為替業務を停止するよう窓口指導を実施していると、外電が伝えた。人民元相場がオフショアとオンショアとで乖離しており、今回の業務停止は投機的な動きを抑えるのが目的とみられるという。この業務停止が本土系銀行に波及することが懸念されたほか、尋常ではない金融措置であることから、外国人投資家の間に警戒感が広がったとみられる。オフショア人民元相場が大きく下げていることから、本土系不動産株も売られ、華潤置地(01109.HK)が下落率3位の2.00%安、中国海外発展(00688.HK)が1.47%安だった。
一方、リスク回避のインフラ買いから、香港系公益株が堅調。中電控股(00002.HK)が0.76%高、香港中華煤気(00003.HK)が0.65%高、香港鉄路(00066.HK)が0.39%高、電能実業(00006.HK)が0.28%高。崑崙能源(00135.HK)が0.87%高となり、2日連続で上昇率2位。都市ガス事業の統括会社を買収する計画が、引き続き材料視された。(中国部・千原)
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