中国株ニュース 詳細
【12月30日の中国本土市場】
2015.12.30 17:09
主要指数はいずれも続伸。上海市場は上海総合指数が前日比0.25%高の3572.87ポイント、A株指数が0.24%高の3739.70ポイント、B株指数が2.04%高の426.66ポイントだった。深セン市場はA株指数が0.90%高の2460.09ポイント、B株指数が0.55%高の1308.88ポイント。両市場の売買代金は前日比で約1割増加。概算で7233億元だった。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は6億6400万元の買い越し。
本土市場は約6割の銘柄が値上がりした。前場の上海総合指数は前日終値を挟んで一進一退。後場の初めでやや下げ幅を広げたが、その後は切り替えし、もみ合いつつも僅差でプラス引けした。来年は5G(第五世代移動通信)技術の開発を重視するとの考えを工業信息化部の幹部が発言。これを受けIT・通信関連の銘柄が堅調に推移し、烽火通信(600498.SS)と億陽テレコム(600289.SS)がストップ高、金証科技(600446.SS)が6.90%高、用友ネット(600588.SS)が6.13%高、北京信威通信科技(600485.SS)が5.03%高。
当局による工業・商業向け電力価格の引き下げを受け、鉱工業セクターのエネルギー多消費産業が概ね堅調だった。浙江巨化(600160.SS)が5.31%高、巣東セメント(600318.SS)が4.94%高。また、大型の国有企業である招商局と中国外運長航の両企業の再編内容が正式に発表されると、投資家は国有企業改革の加速を好感。特に航空宇宙関連の国有企業株に買いが入り、中航航空電子(600372.SS)が4.46%高、中航動力(600893.SS)が3.66%高、航天晨光(600501.SS)が3.23%高だった。
一方、すでに経営統合に向けた再編計画を明らかにしている海運両大手の上場企業が引き続き売られた。中海発展'A'(600026.SS)が7.70%安、中海コンテナ運輸'A'(601866.SS)が5.05%安、中国遠洋控股'A'(601919.SS)が4.79%安。また、オフショア人民元レートの急落や、一部外銀に外為業務禁止の措置が下されたとの報道が嫌気され、金融株がさえない。中国人寿保険'A'(601628.SS)が1.55%安、浦東発展銀行(600000.SS)が0.90%安など。さらなる人民元安を警戒し、中国国際航空'A'(601111.SS)が1.25%安など、航空株が売られた。
B株市場は8割が上昇。特に一昨日急落した上海B株では買い戻す動きが目立ち、大型株の内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が上昇率1位の7.49%高と急伸し、指数の上昇をけん引。深センB株では自動車関連株が好調で、部品メーカーの富奥汽車(200030.SZ)が上昇率1位の5.99%高で引けた。(中国部・畦田)
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門