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【12月29日の中国本土市場】
2015.12.29 17:43
主要指数はいずれも反発した。上海市場は上海総合指数が前日比0.84%高の3563.73ポイント、A株指数が0.84%高の3730.41ポイント、B株指数が2.53%高の418.09ポイント。深セン市場はA株指数が0.94%高の2438.09ポイント、B株指数が1.68%高の1301.66ポイントだった。両市場の売買代金は先週末比で約27%減少。概算で6597億元にとどまり、再び7000億元を割り込む薄商いだった。一方で「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の買越額は増加し、9億600万元に達した。
本日の本土市場は前日の急落の悪影響が残ったほか、国際原油相場の急落も重しになり、前場の上海総合指数は弱含んだ。それでも徐々に地合いが改善すると、後場半ばから上げ幅を拡大。3500ポイント台を固めつつ、本日の高値圏で引けた。両市場全体では2000近い銘柄が上昇。中国人民銀行(中央銀行)が金融緩和の継続や直接金融の比率を引き上げる方針を発表。さらに財政部は地方債務の限度額や借り換え額などでより柔軟な運用方針を示した。これを受け、中信証券'A'(600030.SS)が1.27%高、平安保険'A'(601318.SS)が1.26%高など、金融株が反発。華夏銀行(600015.SS)は主要株主の損保大手への交代を手がかりに3.14高と買われた。このほか、製紙・パルプ、石炭、家電、半導体、自動車株などが堅調だった。
一方で海運大手の中国遠洋控股'A'(601919.SS)は続落し、3.71%安。経済特区や開発区のデベロッパーがさえず、蘇州新区ハイテク(600736.SS)が5.43%安、張江ハイテク(600895.SS)が2.96%安、上海陸家嘴金融貿易区開発'A'(600663.SS)が0.71%安だった。通信大手の中国聯合網絡通信(600050.SS)は幹部の汚職への警戒感から、1.11%安。
なお、前日急落したB株市場は多くの銘柄が自律反発。前日暴落した上海B株では、資産売却が完了した上海物資貿易(900927.SS)がストップ高となった。大型株の内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)も4.52%高と切り返し、指数の上昇を支えた。深センB株の値下がり銘柄はゼロ。前日に唯一値上がりした自動車販売の深セン特力集団(200025.SZ)が引き続き好調で、上昇率1位の8.01%高となった。(中国部・畦田)
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