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【12月28日の香港市場】
2015.12.28 18:14
クリスマス連休明けの香港市場は、主要指数がいずれも下落。ハンセン指数は5日ぶりに反落し、前営業日比0.98%安の2万1919.62ポイント。H株指数は1.64%安の9789.46ポイント、レッドチップ指数は0.62%安の4036.47ポイントと、3日ぶりに反落した。メインボードの売買代金は406億7600万HKドルにとどまり、直近の終日取引日だった今月23日に比べ約20%減少した。「港股通」(上海経由の香港株投資)は5億4500万元の買い越しだった。
主要指数は始値こそ小高かったが、すぐに下げに転じた。年末ということもあり、その後はマイナス圏で小動き。上海市場が後場で崩れると、香港市場でも中国本土系の銘柄が幅広く売られ、主要指数は一段安となった。ハンセン指数の終値は、3日ぶりに2万2000ポイントを割り込んだ。
ハンセン指数の構成銘柄では、連休前は堅調だったエネルギー関連株が反落。中国石油化工(00386.HK)が下落率1位の3.43%安だったほか、神華能源(01088.HK)が同3位の2.08%安、中国石油天然気(00857.HK)が同4位の2.04%安。ただ、崑崙能源(00135.HK)は逆行高となり、上昇率1位の1.36%高だった。マカオのカジノ株も売られ、銀河娯楽(00027.HK)が1.81%安、サンズチャイナ(01928.HK)が1.68%安。一方、リスク回避からディフェンシブな香港系公益株の一角が堅調。香港中華煤気(00003.HK)が0.93%高、香港鉄路(00066.HK)が0.80%高だった。
そのほかの銘柄では、本日から売買を再開した上海証大(00755.HK)が19.16%高。支配株主の交代をめぐる思惑買いが入った。瑞年国際(02010.HK)はネガティブレポートへの反論内容を発表し、約2カ月ぶりに売買を再開。投資家の不安を払しょくできず、16.00%安に沈んだ。(中国部・千原)
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