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【12月16日の中国本土市場】
2015.12.16 18:14
主要指数は深センB株を除いて小幅高。上海市場は上海総合指数が前日比0.16%高の3516.18ポイント、A株指数が0.16%高の3680.98ポイントと、小幅に反発。B株指数は6日続伸し、0.74%高の403.10ポイントだった。深セン市場はA株指数が3日続伸し、0.68%高の2385.41ポイント。一方のB株指数は4日ぶりの小反落となり、0.24%安の1288.89ポイントだった。両市場の売買代金は前日比で約2%増加し、概算で7280億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は売り越しに転じ、売越額は4億7400万元に上った。
本日の本土市場は底堅い地合いとなった。上海総合指数は小高く推移。後場半ばから調整圧力が強まり、一時的にマイナス圏に沈む場面があったが、終値ではプラスを維持。引き続き3500ポイントの大台を守った。上海市場では値上がり数が値下がりをやや上回る程度。深セン市場では値上がり銘柄の方が400近く多かった。米国の利上げへの警戒感、中国の振るわない経済指標、IPO(新規公開)の新規承認などが地合いの重しになった。一方で優良株を中心に値ごろ感が鮮明。また、今年のファンド新規発行高が1.5兆元を突破したことや、1000億元を超える保険マネーが大型株30銘柄に投資されたことなどが明らかになった。長期マネー流入の期待感が広がり、相場を下支えした。
国際原油相場がある程度持ち直したことを受け、石油関連株が堅調。中石化石油工程技術服務'A'(600871.SS)が5.02%高、中国石油化工'A'(600028.SS)が2.04%高、中国石油天然気'A'(601857.SS)が1.07%高となった。メディア株が好調で、本日取引を再開した浙報メディア(600633.SS)がストップ高、CTVメディア(600088.SS)が4.42%高、安徽新華メディア(601801.SS)が3.29%高。長期マネーの証券市場への流入拡大を織り込み、東興証券(601198.SS)が3.35%高、興業証券(601377.SS)が2.63%高など、証券株が概ね堅調だった。一方で旅行株がさえず、大手旅行会社の中青旅(600138.SS)が3.64%安、中国国旅(601888.SS)が2.74%安。先ごろ親会社の大規模な再編計画を明らかにした中遠航運(600428.SS)は本日も失望売りに押され、連日のストップ安に沈んだ。
上海B株市場は約7割の銘柄が上昇。観光株の上海九竜山(900955.SS)が動意付き、上昇率1位の9.13%高と急騰した。アパレル株の上海三毛企業(900922.SS)が同2位の6.74%高、上海海欣集団(900917.SS)が同4位の3.41%高と好調。自転車メーカーの中路(900915.SS)は土地立ち退きの補償金として約3億元を取得することが明らかになり、2.31%高で引けた。一方、深センB株は値下がり銘柄の方が多かった。家電株の康佳集団(200016.SZ)は経営幹部の辞任が伝わり、0.71%安に沈んだ。(中国部・畦田)
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