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南華早報集団、メディア事業をアリババ・グループに売却へ
2015.12.16 14:00
南華早報集団（00583.HK）は14日、主力日刊紙「サウスチャイナ・モーニングポスト」を含む全メディア事業を売却すると発表した。譲渡先はネット大手のアリババ・グループで、売却総額は20億6060万HKドル。これにより、同社は約14億2600万HKドルの売却益を計上する見込み。売却で回収する資金の大半は特別配当として株主に還元するとしており、詳細はあらためて開示するという。
売却事業の2014年12月本決算の売上高は約12億11万HKドル、純利益は約1億2256万2000HKドル。2015年10月末時点の純資産は6億1296万2000HKドルだった。取引が完了した場合、南華早報集団は主力のメディア事業から撤退し、今後は存続事業である不動産投資を強化していく方針。2014年の不動産賃貸収入は2870万HKドルとなっている。さらに不動産開発事業も積極的に展開していくという。
なお、浮動株比率が上場規則を下回る状態が続いているため、同社株は2013年2月26日から売買を停止している。
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/12/14)
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