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和嘉資源、資本再編を計画
2015.12.16 14:00
和嘉資源(00704.HK)は15日、新株発行や株式併合、減資などを含む資本再編を実施すると発表した。既存株5株を1株(額面0.5HKドル)とする株式併合を実施したうえで、額面を0.01HKドルに引き下げることで減資を行い、捻出した資金を利益剰余金に振り替える。利益剰余金は累積損失の削減に充てる可能性もあるという。また、株式併合に合わせて、売買単位も現在の2000株から1万株に変更する。スケジュールによると、株式併合・減資は2016年1月29日に発効し、同日から仮コードのみの取引となる予定。2月17日~3月8日はパラレルトレードとなる。
さらに、1株あたり0.15HKドルで計14億株(株式併合・増資後の発行済み株数の60.72%)の新株を割り当て、約2億870万HKドル(諸費用を除く)を調達する計画。同社は主力のコークス事業の不振で業績が悪化しており、コークス売買に絡む前払金のうち1億2000万HKドルを延滞している。このため、調達資金を延滞資金の返済に充てるほか、運転資金などにもまわすとしている。
新株の割当先は第三者投資家の趙旭光氏。増資完了後、趙氏は新たな筆頭株主として、和嘉資源の株式60.72%を保有することになる。趙氏にはマンダトリー・オファー(義務的公開買付)の義務が発生するが、その免除を申請する方針。なお、趙氏は和嘉資源の現在の事業と上場を継続するという。
今回の情報開示のため、同社株は2015年11月30日に売買停止となったが、2015年12月16日に取引を再開した。
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/12/15)
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