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【12月15日の香港市場】

2015.12.15 18:09

 主要指数はまちまち。ハンセン指数は小幅に9日続落し、前日比0.16%安の2万1274.37ポイント。H株指数は小幅に続伸し、0.30%高の9344.07ポイント。レッドチップ指数は9日ぶりに反発し、0.57%高の3967.60ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約13%減少し、概算で671億700万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は14億4100万元の買い越しだった。

 前日のニューヨーク市場は原油相場の反発を好感し、ダウ平均が反発した。外部環境の好転を受け、ハンセン指数とH株指数は低く寄り付いたものの、すぐに上げに転じた。本土系大型株の一角は堅調だったが、米国の利上げが確実視されていることから、香港から海外へマネーが流出することへの警戒感が強かった。本系銘柄を中心に大引け間際に売り込まれ、ハンセン指数は下げに転じて終了した。米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて様子見ムードが強く、売買代金は再び700億HKドルを下回った。

 ハンセン指数の構成銘柄では、百麗国際(01880.HK)が4.07%安となり、3日連続で下落率1位となった。既存店売上高の落ち込みが引き続き嫌気されているもようだ。マカオのカジノ株も続落し、サンズチャイナ(01928.HK)が下落率2位の1.96%安だったほか、銀河娯楽(00027.HK)が同5位の1.54%安。このほか米国の利上げにともなう香港からのマネー流出や香港ドル金利の上昇が警戒され、香港系の不動産株や金融株の下げも目立った。

 一方、原油相場の反発を好感し、本土系石油株がそろって上昇。中国海洋石油(00883.HK)が1.02%高、中国石油天然気(00857.HK)が0.59%高、中国石油化工(00386.HK)が0.45%高だった。本土系不動産株はいずれも反発。華潤置地(01109.HK)が2.17%高、中国海外発展(00688.HK)が1.19%高だった。先日開かれた中国共産党の中央政治局会議で、在庫住宅の消化と不動産市場の安定が議題となり、これを好感したもようだ。テンセント(00700.HK)はニューヨーク市場でIT(通信技術)株が買われたことを追い風に0.68%高だった。

 そのほかでは、復星グループの銘柄が続落。復星医薬'H'(02196.HK)が4.10%安だったほか、復星国際(00656.HK)が3.47%安。当局に身柄を拘束された創業者の郭広昌・主席が、昨日開かれた会社の会議に出席したという情報が流れた。だが、事件の全容が不透明なことから、投資家の不安を払しょくするには至らなかったもようだ。(中国部・千原)

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