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【12月10日の中国本土市場】
2015.12.10 17:06
主要指数は上海B株指数を除いて下落。上海市場は上海総合指数が前日比0.48%安の3455.49ポイント、A株指数が0.49%安の3617.69ポイントと、反落した。B株指数は続伸し、0.36%高の389.63ポイント。深セン市場はA株指数が小幅に3日続落し、0.10%安の2313.85ポイント。B株指数は小反落し、0.007%安の1269.58ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約2%増加し、概算で7287億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は売り越しに転じ、売越額は2億8100万元だった。
上海総合指数は前日終値付近で寄り付き、朝方にかけて上げ幅を広げ、3500ポイントを回復。だが、節目に達したところで戻り売りに押され、前引け間際に下げに転じた。後場は前半こそ小高かったが、終盤で再び下げ、本日の安値付近で引けた。上海市場は全体の5割半の銘柄が下落した。深セン市場の下落銘柄は全体の5割だった。
上海A株市場は時価総額の大きな銀行株が総じて軟調。石油株、保険株、航空株も幅広い銘柄が売られた。昨日は政策を手がかりに堅調だった自動車株も売られた。一方、証券株が概ね堅調だった。こうしたなか上海ディズニーランド関連の銘柄が堅調で、上海錦江国際実業投資'A'(600650.SS)がストップ高だったほか、上海強生(600662.SS)が6.25%高、上海錦江国際酒店発展'A'(600754.SS)が5.62%高。ネットワークセキュリティ・インターネット金融、物流の関連銘柄も堅調だった。
上海B株市場は全体の6割の銘柄が上昇した。A株に追随するかたちで、上海錦江国際実業投資(900914.SS)が上昇率2位の4.60%高、上海錦江国際酒店発展(900934.SS)が2.53%高。このほか上海市政府系銘柄の上昇が目立ち、国有企業改革への期待感が出ているもようだ。一方、このところ堅調だった純粋B株は多くが利益確定売りに押された。深センB株市場は全体の5割の銘柄が下落した。こうしたなか純粋B株の一角が本日も買われ、重慶建設摩托車(200054.SZ)がストップ高だった。(中国部・千原)
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