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中国中鉄、中鉄二局との資産交換の詳細
2015.12.04 10:21
中国中鉄（00390.HK）は12月3日、子会社の中鉄二局（600528.SS）との資産交換計画の詳細を明らかにした。中国中鉄は工業製造事業を担当する子会社4社の全出資持分を中鉄二局に売却する一方、対価として中鉄二局の現在の事業資産・負債すべてを取得する。売却する子会社4社の評価額は115億4600万元、取得する中鉄二局の全事業資産・負債の評価額は72億4000万元に上る。差額は中鉄二局が1株あたり11.68元で3億6869万8800株（現在の発行済み株数の25.27％）の新株を割り当てるかたちで支払う。
中国中鉄は主力のインフラ建設事業を同社本体に集約・統合することで、競争力を高めることが目的。一方で中鉄二局にとっても高付加価値の工業製造事業に切り替わることで、収益能力の拡大が期待できるという。取引後、中国中鉄の中鉄二局への持ち株比率は60.09％に上昇する見込み。
また、中鉄二局はA株増資を実施する予定。複数の第三者投資家に最大5億1369万8630株の新株を1株あたり11.68元で割り当て、約60億元を調達する計画。プロジェクトへの投資や運転資金などに充てるという。これにより、増資に参加しない中国中鉄の中鉄二局への持ち株比率は46.91％に低下する見通し。
なお、中鉄二局の株式は2015年9月21日から売買を停止。上海証券取引所が同計画を審査することから、売買停止を継続するという。
（同件につきましては、2015年9月24日付「中鉄二局との資産交換を計画中」をご参照ください）
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/12/03)
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