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【12月3日の香港市場】
2015.12.03 18:17
主要指数はそろって下落。ハンセン指数は前日比0.27％安の2万2417.01ポイント、H株指数は0.62％安の9987.84ポイントと、いずれも3日ぶりに反落。レッドチップ指数は4日ぶりに小反落し、0.25％安の4174.70ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約16％減少し、概算で664億9100万HKドル。「港股通」（上海経由の香港株投資）は9億200万元の買い越しだった。
前日のニューヨーク市場は、原油安を嫌気し、ダウ平均が大幅反落。外部環境の悪化を受け、香港の主要指数は低く寄り付き、その後も概ねマイナス圏で推移した。H株指数の終値は再び1万ポイント割れ。米連邦準備制度理事会（FRB）議長が12月の利上げを示唆したことで手控えムードが強く、メインボードの売買代金は5日ぶりに700億HKドルを下回った。
ハンセン指数の構成銘柄では、利上げへの警戒感から香港系不動産株の下げが目立った。恒基地産（00012.HK）が下落率1位の2.04％安、太古A（00019.HK）が同4位の1.48％安。こうしたなか新世界発展（00017.HK）は中国本土での不動産開発プロジェクトを売却することを材料に、上昇率3位の1.03％高だった。原油相場の急落を受け、中国石油化工（00386.HK）が下落率3位の1.63％安、崑崙能源（00135.HK）が0.86％安、中国石油天然気（00857.HK）が0.52％安。中国海洋石油（00883.HK）は寄り付きから安かったが、取引終了間際に上げに転じ、0.79％高だった。
一方、昨日は軟調だった消費関連銘柄が本日は堅調。台湾系食品メーカーの康師傅（00322.HK）が上昇率1位の1.59％高だったほか、昨日は下落率1位だった中国旺旺（00151.HK）が0.16％高。このほか蒙牛乳業（02319.HK）が0.48％高、テンセント（00700.HK）が0.45％高、華潤ビール（00291.HK）が0.39％高、恒安国際（01044.HK）が0.38％高だった。
本日上場した青島銀行（03866.HK）は、初値が公募価格と同じ4.75HKドル。終値は公募価格と比べ0.42％高で引けた。（中国部・千原）
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