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【12月2日の香港市場】
2015.12.02 18:09
主要指数はそろって上昇。ハンセン指数は前日比0.43％高の2万2479.69ポイント、H株指数は1.02％高の1万50.36ポイントと、いずれも続伸。レッドチップ指数は3日続伸し、0.32％高の4185.23ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約2％減少し、概算で791億8900万HKドル。「港股通」（上海経由の香港株投資）は7億400万元の買い越しだった。
前日のニューヨーク市場は、欧州中央銀行（ECB）が追加金融緩和に動くとの見方を背景に、ダウ平均が3日ぶりに反発。良好な外部環境を受け、香港の主要指数は小高く寄り付いた。朝方は戻り売りに押される場面もあったが、上海市場が堅調に推移したことを追い風に、香港市場の地合いが改善。後場は総じて堅調に推移した。H株指数は4営業日ぶりに終値で1万ポイントを回復した。
ハンセン指数の構成銘柄では保険株が堅調で、平安保険（02318.HK）が2.19％高、AIA（01299.HK）が1.57％高となり、上昇率2～3位に並んだ。中国本土全体の元受保険料収入が、1－10月は前年同期比で約19.7％増となったことが手がかりとなった。本土系不動産株は続伸し、昨日の上昇率1位だった華潤置地（01109.HK）が、本日は同4位の1.55％高。住宅ローン控除の導入が検討されていると伝わり、これが材料視された。マカオのカジノ株も続伸し、銀河娯楽（00027.HK）が0.84％高、サンズチャイナ（01928.HK）が0.73％高。昨日は逆行安だった利豊（00494.HK）だが、本日は1.33％高だった。
一方、値下がり銘柄では内需関連株が目立った。台湾系食品メーカーの中国旺旺（00151.HK）が下落率1位の1.93％安、康師傅（00322.HK）が0.35％安。また、衛生紙の恒安国際（01044.HK）が1.57％安、女性靴の百麗国際（01880.HK）が0.42％安、ネット大手のテンセント（00700.HK）が0.38％安だった。（中国部・千原）
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