中国株ニュース 詳細
【12月1日の香港市場】
2015.12.01 18:19
主要指数はそろって大幅上昇。ハンセン指数は前日比1.74％高の2万2381.35ポイント、H株指数は1.60％高の9947.94ポイントと、いずれも7日ぶりに反発。レッドチップ指数は続伸し、3.00％高の4171.61ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約20％減少し、概算で805億2700万HKドル。「港股通」（上海経由の香港株投資）は4億8400万元の買い越しだった。
前日のニューヨーク市場は、小売関連株が利益確定売りに押され、ダウ平均が続落。外部環境は悪化したものの、MSCI指数の構成銘柄変動をめぐる悪材料がなくなったうえ、来年10月から人民元をIMF（国際通貨基金）のSDR（特別引出権）採用通貨とすることが正式に決まったことを好感し、香港の主要指数は高く寄り付いた。ハンセン指数は始値で2万2000ポイントを回復し、その後も堅調に推移。H株指数は1万ポイントを抜く場面もあったが、後場でやや上げ幅を縮め、終値での大台回復とはならなかった。レッドチップ指数は堅調に推移し、高値引けした。本日発表された11月の製造業PMIは、CFLPが下振れしたものの、財新は市場予想を上回った。好悪まちまちだったうえ、金融緩和への期待も膨らんだことで、製造業PMIが株式市場に与えた影響は限定的だった。
ハンセン指数の構成銘柄では、本土系不動産株が大幅高。華潤置地（01109.HK）が7.67％高、中国海外発展（00688.HK）が6.42％高となり、上昇率1～2位に並んだ。全国100都市の新築住宅平均価格が、11月は前月比と前年同月比でも上昇し、上げ幅も拡大したことが材料視された。電力体制改革を手がかりに、華潤電力控股（00836.HK）が上昇率3位の6.30％高。マカオのカジノ株も買われ、銀河娯楽（00027.HK）が4.38％高、サンズチャイナ（01928.HK）が3.81％高。マカオの11月のカジノ収益は前年同月比で32.3％減となり、18カ月連続のマイナス成長だったが、悪材料出尽くし感に加え、政府からのテコ入れ策への期待感もあり、買い戻す動きが広がった。一方、値下がりは2銘柄のみ。利豊（00494.HK）は主要取引先の米小売企業の株価が下げたことを受け、1.68％安だった。（中国部・千原）
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価（価格）の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失（為替差損）が生じるおそれがあります。上場投資信託（ETF）は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券（REIT）は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価･企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価･企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門
