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香港鉄路、「広深港高速鉄路」香港区間をめぐり香港政府と新たな合意
2015.12.01 10:28
香港鉄路（00066.HK）は11月30日、広東省の広州市～深セン市と香港を結ぶ高速鉄道「広深港高速鉄路」の香港区間の建設工事をめぐり、筆頭株主の香港政府と資金負担・調達に関する新たな合意書を交わしたと発表した。総投資額を844億2000万HKドルと見積もったうえで、香港政府が負担し、超過分を香港鉄路が支払うという内容。香港区間は2015年10月末時点で全工程の74.6％が完了しており、2018年7－9月期の開業を目指す。完成後、同社はコンセッション方式で香港区間の運営を行うという。
一方で、同社は計257億6000万HKドルの特別配当を実施することでも合意。香港政府は75.7％の持ち株比率に基づき、195億1000万HKドルの配当を受け取ることになる。同社は香港区間の進ちょくにあわせ、2回に分けて配当を実施する計画。現時点の株数で換算した場合、配当額は1株あたり4.40HKドルとなり、1回目（2.2HKドル）は2016年下期、2回目（2.2HKドル）は2017年下期に支払われる見通し。
なお、一連の合意や配当は同社の株主総会や香港の立法議会などの承認を得る必要があり、必ずしも実施されるとは限らないと強調している。
今回の情報開示のため、同社株は2015年11月30日に売買停止となったが、2015年12月1日に取引を再開する予定。
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/11/30)
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