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安徽海螺水泥、再編を通じて西部セメントを子会社化に
2015.11.30 11:13
安徽海螺水泥(00914.HK)は27日、21.2%出資する西部セメント(02233.HK)に関し、資産注入と新株引き受けを通じて子会社化する計画を発表した。安徽海螺水泥は陝西省のセメント子会社4社の全出資持分を総額45億9388万2600HKドルで西部セメントに売却する予定。西部セメントは1株あたり1.35HKドルで34億287万6000株の対価株を割り当てる。これにより、安徽海螺水泥は新筆頭株主として西部セメントを子会社化し、事業規模の拡大や西部地区でのシナジー効果の発揮などを追求すると説明。西部セメントにとっても、陝西省での事業基盤の強化につながるとしている。
注入予定のセメント会社4社のセメント年産量は約1040万トン。2014年12月本決算の売上高は計14億964万元、純損失は22億4300万元、2015年6月末時点の純資産は3億613万元となっている。取引が完了した場合、安徽海螺水泥の西部セメントに対する持ち株比率は51.6%に上昇し、未保有株に対してマンダトリー・オファー(義務的公開買付)を実施する。
なお、マンダトリー・オファーの1株あたりの提示価格は1.69HKドルで、2015年11月19日の終値1.45HKドルを16.55%上回る水準。安徽海螺水泥は西部セメントの上場継続を約束している。
今回の情報開示のため、西部セメントの株式は2015年11月19日に売買停止となったが、2015年11月30日に取引を再開した。
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/11/27)
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