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【11月24日の香港市場】
2015.11.24 17:54
主要指数はまちまち。ハンセン指数は前日比0.34％安の2万2587.63ポイント、H株指数は0.71％安の1万156.63ポイントと、いずれも続落。レッドチップ指数は小反発し、0.22％高の4171.37ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約8％減少し、概算で571億9400万HKドル。「港股通」（上海経由の香港株投資）は3億600万元の買い越しだった。
前日のニューヨーク市場は利益確定売りに押され、ダウ平均が反落。外部環境の悪化を受け、香港の主要指数は低く寄り付いた。ハンセン指数とH株指数は軟調な値動きに終始。レッドチップ指数は構成銘柄の一角が堅調だったことから、前場の中盤や後場の終盤では上げに転じた。米国の感謝祭を控えて外国人投資家の商いが薄く、メインボードの売買代金は今年2月24日以来、約9カ月ぶりに600億HKドルを下回った。
ハンセン指数の構成銘柄では、9月中間配当の権利落ち日を明日に控えた聯想集団（00992.HK）が上昇率1位の3.42％高。また、崑崙能源（00135.HK）が同2位の2.58％高、中国石油天然気（00857.HK）が同5位の1.06％高。中国石油天然気が天然ガスパイプライン事業を整合したうえで分離上場させるとの報道が伝わり、これが材料視された。マカオのカジノ株が物色され、銀河娯楽（00027.HK）が同3位の1.51％高、サンズチャイナ（01928.HK）が0.57％高。中央政府系コングロマリットの関連銘柄も堅調で、招商局国際（00144.HK）が同4位の1.15％高、中国中信（00267.HK）が0.86％高、華潤電力控股（00836.HK）が0.78％高、華潤ビール（00291.HK）が0.66％高だった。
一方、利豊（00494.HK）が下落率1位の2.43％安。主要取引先の米ウォルマートが年末商戦のネット通販割引を前倒しすると伝わり、収益圧迫が懸念されたもようだ。本土系銀行株はいずれも下落。中国本土の銀行業全体の不良債権が2兆元近くに達したという報道が嫌気された。
そのほかの銘柄では、莎莎国際（00178.HK）が3.16％高。前場終了後に発表した15年9月中間決算は54.96％減益だったが、前年同期と同水準の配当を発表し、後場になって買われた。（中国部・千原）
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