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【11月19日の中国本土市場】
2015.11.19 17:56
主要指数は上海B株が反発。それ以外は3日ぶりに上昇した。上海市場は上海総合指数が前日比1.36%高の3617.06ポイント、A株指数が1.36%高の3787.88ポイント、B株指数が1.60%高の379.37ポイント。深セン市場はA株指数が3.08%高の2362.06ポイント、B株指数が1.08%高の1208.95ポイントだった。両市場の売買代金は前日比で約9%減少し、概算で8598億元。前日は22営業日ぶりに買い越しとなった「滬股通」(香港経由の上海A株投資)だが、本日は再び売りが多かったものの、売越額はわずか300万元にとどまった
本土市場は8割半の銘柄が値上がりした。上海総合指数は前場こそ上値が重く、前日終値を下値に小幅な値動き。それでも後場になると地合いが大きく改善し、指数は上げ幅を拡大。再び3600ポイント台を回復し、取引を終えた。中国証券監督管理委員会(CSRC)の幹部失脚に端を発した売りも、昨日で一巡。一方で外部環境が改善し、買い戻す動きが目立った。
国務院が企業のイノベーション支援に向けた政策措置を発表。中国の成長戦略を好感する動きもみられ、幅広いセクターが反発した。興業証券(601377.SS)が4.92%高、光大証券(601788.SS)が3.08%高、海通証券'A'(600837.SS)が1.60%高と証券セクターが切り返し、全体の地合い改善に寄与。IT・半導体などのハイテク株が物色され、宏図ハイテク(600122.SS)、上海貝嶺(600171.SS)、江蘇長電科技(600584.SS)、晶方半導体(603005.SS)などがストップ高で引けた。メディア株も好調で、北京バスメディア(600386.SS)、鳳凰出版メディア(601928.SS)がストップ高。工作機械メーカーの瀋機集団昆明機床'A'(600806.SS)は実質支配者の交代や増資の計画発表を経て、約1カ月ぶりに売買を再開。再開初日は買いが膨らみ、ストップ高となった。
一方で再編発表を経て連騰していた包頭北方創業(600967.SS)は利益確定売りに押され、3.24%安。ダイレクトバンキング専業銀行の設立計画で前日急騰した中信銀行'A'(601998.SS)も、2.82%安と反落した。不動産株の一角も調整し、保利房地産(600048.SS)が0.93%安。
B株市場もA株に連れ高。値下がり銘柄はわずか4銘柄に限られた。上海B株では純粋B株が特に買われ、上海匯麗建材(900939.SS)が7.92%高、大化集団大連化工(900951.SS)が6.90%高で、上昇率1、2位。一方で上海九竜山(900955.SS)は買収計画の中止が尾を引き、連日のストップ安に沈んだ。深センB株では増資計画を発表して取引を再開した合肥美菱電器(200521.SZ)がストップ高。売買停止中の好相場が織り込まれたほか、調達資金がスマート家電分野に充てられることから、期待感が広がった。(中国部・畦田)
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