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【11月6日の香港市場】
2015.11.06 18:09
主要指数はそろって下落した。ハンセン指数は続落し、前日比0.79%安の2万2867.33ポイント。そしてH株指数は0.58%安の1万555.97ポイント、レッドチップ指数は0.68%安の4214.97ポイントと、いずれも4日ぶりに反落した。メインボードの売買代金は前日に比べ約15%減少し、概算で715億4300万HKドルにとどまった。「港股通」(上海経由の香港株投資)は7億6600万元の買い越しだった。
米国の12月利上げの観測が強まるなか、本日夜に米雇用統計が発表される予定。これにより週末の香港市場は様子見ムードが一段と強まり、主要指数も軟調に推移した。本日もA株市場は連騰したが、海外投資家の中国リスクへの警戒感は根強く、A・H重複上場株の一角が低迷。来週から中国の経済指標の発表も続くだけに、全般的に戻り売りに押された。ハンセン指数は2万3000ポイントを守れずに今週の取引を終えた。
国際原油相場の続落に加えて中国の原油先物取引の導入が先送りされる見通しとなり、石油株が調整した。中国石油化工(00386.HK)が2.46%安、中国海洋石油(00883.HK)が2.39%安、中国石油天然気(00857.HK)が2.26%安と、三大石油株が下落。石炭株も低迷し、最大手の神華能源(01088.HK)は2.52%安でハンセン指数構成銘柄の下落率2位に沈んだ。石炭火力を主力とする発電セクターも軟調。電力需要の低迷が警戒され、華潤電力控股(00836.HK)が同1位の2.56%安、華能国際電力(00902.HK)が2.14%安、大唐国際発電(00991.HK)が1.40%安などと値下がりした。また、本土系銀行株がさえず、中国工商銀行(01398.HK)が2.01%安、中国銀行(03988.HK)が1.64%安、中国建設銀行(00939.HK)が1.57%安。米国の利上げを織り込み、香港地場系の不動産株が軟調だった。恒基地産(00012.HK)が2.19%安、長江地産(01113.HK)が1.58%安、九龍倉集団(00004.HK)が1.14%安。
一方で本土系証券株が上昇。中信証券(06030.HK)が3.53%高、華泰証券(06886.HK)が3.31%高、広発証券(01776.HK)が2.24%高、海通証券(06837.HK)が2.21%高と、10月の経営指標を発表した4社がそろって買われた。個別では、旅行大手の香港中旅(00308.HK)が7.67%高。親会社の再編観測が浮上し、思惑買いが膨らんだ。医療サービス会社の金衛医療(00801.HK)は米上場子会社の売却が基本合意に達し、13.04%高。香港系工事会社の雅駿控股(01462.HK)は筆頭株主が交代する可能性が浮上し、3.16%高と物色された。(中国部・畦田)
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