中国株ニュース 詳細
【11月6日の中国本土市場】
2015.11.06 17:38
主要指数はいずれも上昇。上海市場は上海総合指数が前日比1.90％高の3590.03ポイント、A株指数が1.91％高の3759.86ポイントと、そろって3日続伸。B株指数は4日続伸し、1.31％高の369.40ポイント。深セン市場はいずれも3日続伸し、A株指数が2.82％高の2252.13ポイント、B株指数が0.59％高の1184.44ポイント。両市場の売買代金は前日に比べ約15％減少し、概算で1兆1741億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は本日も売り越しとなり、売越額は13億5400万元に上った。
上海総合指数は小安く寄り付いたものの、朝方で上げに転じ、前場にかけて上げ幅を拡大。後場に入ると上昇ピッチが強まり、本日の高値付近で引けた。上海市場と深セン市場のいずれも上昇銘柄が全体の8割あまりに達した。売買代金は前日に比べ減少したものの、2日連続で1兆元を上回った。
上海A株市場では鉄鋼株が後場から買われ、重慶鋼鉄'A'（601005.SS）が7.01％高、酒鋼グループ宏興（600307.SS）が6.23％高、方大スチール（600507.SS）が3.16％高。株価の上昇を受け、運用益増加への期待から、保険株が堅調。新華人寿保険'A'（601336.SS）が6.19％高、中国人寿保険'A'（601628.SS）が3.88％高、太平洋保険'A'（601601.SS）が3.30％高、平安保険'A'（601318.SS）が2.46％高だった。売買代金が1兆元以上の水準を回復したことを背景に、証券株が大幅高。中信証券'A'（600030.SS）、西南証券（600369.SS）、東方証券（600958.SS）、太平洋証券（601099.SS）、興業証券（601377.SS）、東呉証券（601555.SS）、光大証券（601788.SS）、方正証券（601901.SS）がストップ高だった。時価総額の大きな銀行株や石油株も堅調だった。また、初の中台首脳会談を前に、福建省の地場系銘柄が堅調。廈門国貿（600755.SS）が6.47％高、廈門空港（600897.SS）が5.10％高だった。
個別の材料があった銘柄では、上海汽車（600104.SS）がストップ高。第三者割当増資で調達した資金を新エネルギー車などの分野に投じる計画を発表し、これが買い材料となった。中国国旅【売付のみ】（601888.SS）は寄り付き後に上昇率が8％を超える場面もあったが、3.05％高で取引を終了。中央政府系観光会社3社が合併するとの観測が材料視されたが、これを否定したことで、上げ幅を縮めた。
上海B株市場はほぼ全面高。A株を上場していない純粋B株の上昇が目立ち、大化集団大連化工（900951.SS）がストップ高、上海凌雲実業（900957.SS）が4.62％高、黄石東貝電器（900956.SS）が3.94％高、上海匯麗建材（900939.SS）が3.20％高、恒天凱馬（900953.SS）が3.18％高となり、上昇率1～5位に並んだ。深センB株市場の上昇銘柄は全体の9割近くに達した。（中国部・千原）
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価（価格）の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失（為替差損）が生じるおそれがあります。上場投資信託（ETF）は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券（REIT）は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価･企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価･企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門
