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【11月5日の中国本土市場】

2015.11.05 17:34

 主要指数はそろって続伸した。上海市場は上海総合指数が前日比1.82%高の3522.81ポイント、A株指数が1.83%高の3689.38ポイント。B株指数は3日続伸し、0.14%高の364.62ポイントだった。深セン市場はA株指数が0.20%高の2190.21ポイント、B株指数が0.13%高の1177.41ポイント。両市場の売買代金は前日比で約4割も増加し、概算で1兆3735億元。8営業日ぶりに1兆元を超え、今年9月以降では最大の商いとなった。対照的に「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の売越額は一段と拡大。38億7800万元まで膨らんだ。

 上海総合指数は前場半ばにかけて急騰し、節目の3500ポイントを大きく突破。その後戻り売りをこなすと、前引けから後場初めにかけて再び騰勢を強め、本日の高値を更新。上げ幅は130ポイントに迫った。本日は特段の好材料こそ乏しかったが、活発な商いや新規マネーの流入などが伝えられ、個人投資家のマインドが一段と強気にシフト。買いが買いを呼ぶ展開となった。もっとも、3600ポイントを視野に入れたことで、その後は大引けまで段階的に上げ幅を縮める展開。高値警戒感が広がり、利益確定の動きも目立った。それでも前場の貯金は大きく、3500ポイント台を維持して大引け。終値を大台に載せたには今年8月21日以来。

 両市場全体では4割の銘柄が値上がり。商い急増を好感し、証券セクターが急騰した。興業証券(601377.SS)、光大証券(601788.SS)、華泰証券'A'(601688.SS)などがストップ高。中信証券'A'(600030.SS)が7.43%高、海通証券'A'(600837.SS)が5.85%高と、大手クラスも物色された。国務院が高速道路建設の審査手続きを簡素化すると決定。海外でもインフラ建設の大型受注の期待感が強まり、建設セクターが上昇した。中国建築(601668.SS)がストップ高、中国交通建設'A'(601800.SS)が9.16%高、中国電建(601669.SS)が7.45%高。引き続き中台首脳会談の開催決定が好感され、台湾関連の銘柄が連騰。台湾に隣接する福建省の地場系銘柄は高く、廈門国貿(600755.SS)が8.01%高と買われた。

 一方で深セン上場の中小型株を中心に利益確定売りが目立った。上海市場でも華遠地産(600743.SS)が3.29%安、鳳凰置業(600716.SS)が2.65%安など、不動産株の一角が低迷。通化東宝薬業(600867.SS)が2.55%安、昆明製薬(600422.SS)が2.15%安と、一部の医薬株が売られた。

 B株市場は調整圧力が強く、値下がり数は5割強。両指数は小幅高にとどまった。上海B株では引き続き再編計画の中止が嫌気され、上海三毛企業(900922.SS)が下落率1位の7.62%安。一方で原油安を受け、海南航空(900945.SS)が3.56%高で上昇率2位となった。深センB株では長安汽車(200625.SZ)が2.11%高。足元の良好な自動車販売台数の伸びが好感された。(中国部・畦田)

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