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太元集団、資産買収と株主割当増資を計画
2015.11.04 11:30
太元集団（00620.HK）は11月2日、資産買収と株主割当増資の計画を発表した。中国古代の貨幣811万4000枚と、高級白酒の「茅台酒」3700本を買い入れる予定。購入総額は約1億853万HKドルに上り、すべて現金で支払う。新筆頭株主で民営企業の大唐西市文化産業投資集団有限公司（大唐西市文化産業）は文化・歴史関連の事業を展開。大唐西市文化産業の方針に基づき、太元集団は古美術品や酒、茶、貨幣、宝飾品などのオンライン販売事業を展開していく戦略を明らかにしており、今回の資産買収はこの一環と説明している。
なお、買収資金を調達するため、太元集団は既存株5株につき新株2株を割り当てる株主割当増資（オープン・オファー）を実施する計画。日本人を含む海外株主は規制があるため増資に応じることはできない。1株あたりの割当価格は3.10HKドル。これにより約4億1824万HKドル（諸費用を除く）を調達する見込み。調達資金は今回の資産買収に加え、オンライン販売事業の立ち上げや人員の拡充、将来の買収などにも充てるとしている。
割当価格の3.1HKドルは2015年11月2日の終値3.3HKドルを6.06％下回る水準。予定スケジュールによると、権利落ち日は11月16日となっている。
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/11/02)
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